ゆく年2013

2013年12月30日。

走り抜けた2013年が終わろうとしています。

夏休みまっただ中の今日、ひんやりとする小雨の降る今朝

2013年という不思議な年を振り返っています。

 

赤ちゃんがやって来るとわかった1月。

丁度初めて長女を授かったときから干支が一回りした今年、

不思議な繰り返しを思いながらの妊娠だった。

オーガニックベースで初めてコースのクラスを始めた2月。

半年のクラスを皆さんと一緒に過ごせたのはわたしにとっても

すばらしい体験でした。(みなさんお元気ですか?!)

渾身のお弁当コース、ビューティーコース。赤ちゃんとともに

無事に終えることができたのは嬉しかったなぁ。

そういえば長女を妊娠したときも私は大学生で卒業論文を

書きながら赤ちゃんと過ごした妊娠期間だった。私はいつも

忙しい中で赤ちゃんと一緒にいた気がする。

長女が中学生になった4月。気がつけばすっかりお姉さんの長女。

12年があっという間だったなぁと感慨深く。

 

初のレシピ本を出版した6月。すばらしいスタッフに囲まれて

1年をかけてようやく出来上がったレシピ本。私の今までの台所での集大成が本に成った。

子供たちとの歴史の詰まったこの本をいつか子供たちに贈りたいって思ってる。

 

そしてコースを無事に終え、半年以上の別居を経て主人が

私たちを迎えにきてくれて日本を出発した7月。

ドイツではサプライズの結婚パーティーをしてくれたんだっけ。

主人のいとこの手作りウェディングケーキに

おばあちゃんから受け継いだネックレスを頂いた。新しい家族の絆が生まれたのを感じてとても幸せだった。

ドイツを経由してほぼ臨月でブラジルに到着した8月。

家族皆で見守る中での出産をした9月。

それから季節があっという間にすぎて、もう12月。

異国での日々は毎日あっという間で、毎日いろんなことが起こって

毎日やることが沢山有って。てんやわんやのうちに

赤ちゃんもすっかり首がすわり、ぷくぷくと大きくなり。

いやぁいろんなことがあったなぁ。

なにより、今は異国で暮らしてる。新しい毎日が始まってる。

2013年は私の人生のターニングポイントだったんだろう。

 

そんな変化の年の今年のクリスマスも今までとは違う物になった。

真夏のクリスマス。ブラジルだもの,そりゃ全然ちがうよね。

アドベントカレンダーも今年はなかった。

そういう気分にならないんだもの。

気分は日本の5月が再びやってきたような感じ。

プールにはいって外で遊びたい!という気分。

それでも不思議と口ずさむのはクリスマスの歌。

そういえば、子供たちが幼稚園の時6月のヨハネの頃になぜか急に

子供たちがクリスマスの歌を歌うようになった。先生とその話を

していたら、丁度外的にはクリスマスの真逆である夏至の頃に内的には

クリスマスを体験するということがあるのですよ、と言われたのを思い出した。

そう。まさしくここで外は真夏、でも心の内側ではなにか特別な

光の体験をしていたのかもしれない。

子供たちはいよいよサンタが気になってきて、サンタはブラジルにも来るのか?と聞いてきた。

いままでずっとサンタさんがやって来てほしい物をくれていたのだけど

私は実は今年はサンタの役目を終わらせようと企んでいた。

ちょうどクリスマスはブラジルだし、子供たちもほぼ9歳をむかえそろそろメルヘンの世界から

人間界にやってきてもいい頃だし、家族との時間を大事にする習慣のあるドイツ人の主人の家で

やっていたクリスマスの過ごし方にかえるには丁度いいと思っていた。

サンタクロースもいいけれど、シュタイナー学校では12月6日にセントニコラウスがやってくる。

そのときに小さい贈り物をくれる。それがサンタクロースのはじまり。

今はそれで十分だと思った。

それにクリスマスの意味をおもちゃを買う為の日だけにしてしまうのはちょっと退屈だ。

そんなわけで、今年からはサンタはくるかわからないけど家族でプレゼント交換をすることにした。

と子供たちに告げた。

はじめは、「がび〜んサンタ来ないかも!」ってと衝撃を受けた子供たちも、

「まぁしょうがないよね。ブラジルに引っ越したの知らないかもね」となぜか納得(笑)

じゃどうするの?興味津々で聞いてきた。

その日から子供たちはせっせと手仕事を始めた。

家族一人一人にむけて自分でできることでプレゼントをする。

買ってもいいし、作ってもいい。子供たちはもちろん作ることを選んだ。

みんなひそひそと楽しげに何か作ってる。

「もうママのはできたからね!見ちゃダメだよ!」

「ユニオ(赤ちゃん)のはすっごいいいものにしたよ〜」

などなど。

秘密の仕事は面白い。

なんとか夜なべして仕上げる子。

綿密な計画のもとしっかり作り上げる子。

ただ楽しくて遊んでる子。いろいろ。

私たちは忙しい中子供に見つからないように買い物をして

プレゼントを用意した。手作りの物になれてる子供たちは

やっぱり買った物に憧れてる。

手作りはもう十分にしてきたから子供たちそれぞれに

良さそうな物を考えて買ってそろえた。

 

さてクリスマスの当日には昔から良く作ってる葡萄のよなちぎりパンを焼き、

主人の誕生日に毎年焼かれていたと言われるKringelという甘いパンを

焼いてクリスマスケーキにした。

一日中、まだ夜にならない?もういいよね?何時からやる?もう暗いんじゃない?と楽しみで待ちきれない子供たち。

 

いよいよ食事が終わると,一つの部屋に集まる。そこにはひとりひとりにテーブルがあって布がかけてある。

一人ずつ部屋に入ってそれぞれの名前の書いてある布の下に自分からの贈り物を入れて布をかぶせる。

静かな夕べ、最後の贈り物をテーブルにおいたら皆で

その部屋にロウソクをつけて入りクリスマスの歌を歌って、

待ちに待ったプレゼント交換をした。

まずは一番小さい子から順番に。

驚きと喜びの声があがる。

私たちからも手作りの物が来るとばかり思っていた

子供たちの喜びと驚きはひとしおだった。

そして、わたしたちにもプレゼントが来た。

親になるとプレゼントなんてもらえない,と思ってたから

私もすごく嬉しかった。

長女は学校の授業で作ったお玉をくれた。

何ヶ月もかけて木っ端から掘り出して作ったお玉。

もう一生の宝物だ。

 

欲しい物はサンタクロースからではなく、人間の手からやってくる。

一番近くにいる家族の手からやってくる。

クリスマスがもっと身近な愛からやってくる。

 

楽しいひとときがすぎて、子供たちは今、そのプレゼントで夏休みの

まっただ中を遊んでる。

まるでもう一度2013年の夏休みを体験してるような今年の年末。

日本を出発したあの夏を、今もう一度ブラジルで味わいなおしてる。

新しい場所で,新しい家族で。

 

こうして不思議と人生は続いてる。

変化をしながら時には場所を変え、言語を変え、

流れながら,移動しながら。

時に留まることもありながら。

ただ、今はこうしてみんなが元気でここで生きてることに

感謝せずにはいられない。

2013年という波を無事に乗り越えてこれたことに。

全ての人に,全てのことに感謝と共に。

良いお年を!!

 

5 コメント

  1. やさしいたね 長嶺

     沖縄より、新年あけましておめでとうございます!
    日登美さんが大好き。。
    私も、日登美さんと同じ頃、長女は21歳で出産し高校生になりました。
    今年は、長男坊が高校受験です。
    私は、農業を営みながら3人の子に恵まれました。。
    ココロが悲鳴をあげてる時に、本屋さんで日登美さんの本に出会い
    前向きな気持ちを取り戻すきっかけになりました。
    「日登美さんと4人の子」の本に出会い、その後ブログなどで確認して
    日登美さんが出版される本は、すべて今でも私の励みとなってます!

     生きる姿勢が、とても「素」の感じがしてあたたかく前向き。
    何だかホッとします。
    たくさんのご苦労もあっただろうに、本当にたくましく自然で美しい。
    忙しい中にも、穏やかに自分と、物事に向き合い地に足ついた生き方が尊敬できます。
    私も、今年は、もっと自然に身をゆだねてみたいです。。

     日登美さんと、ご家族さまにとって温かな笑顔いっぱい、光あふれる年となりますように。 応援してます(^-^)
                     ~Nature’s table やさしいたね~

  2. tsubasa

    日登美さんとのこどもたちの関係性が変わりつつある…そんなクリスマスですね。でも相変わらず青のスカーフは健在で何と無く安心しました。大きくなるとクリスマスとこどもたち親との関わり方も変わってくるんだな~うちはまだまだアドベントカレンダー使わせて頂きますよ♪そして年末にはもう一人分のクリスマスネタも考えなきゃなんて、幸せな事です。
    今年も良い一年でありますように
    日登美さんの事、ブラジルの真裏で密かに応援しています/

  3. 日登美

    今年も皆さんにとって良い年となりますように!

    ありがとう!!

  4. ビューティーその1

    明けましておめでとうございます。
    昨年はビューティークラスでたくさんの素敵なお話、教えをありがとうございました。おかげさまで体も心も考え方も大転換の年となりました。
    クーヨンで日登美さんに出会って以来、書籍で、育児をはじめ、マクロに行き詰った時や人との関わり合いで悩んだ時などたくさん助けていただいてきました。
    まさか直接クラスでお会い出来るとは!奇跡のような気持でした。
    (育児中のためオーガニックベースでは通信講座を受けていましたが、昨年から一番下の子が幼稚園に入園したので、すごくタイミングも良かったのです)

    ブログでもいつも色々なお話をありがとうございます。
    とても楽しみに読ませていただいています。そして涙してます。

    先生の教えを胸に今年も頑張ります(^O^)/
    お体に気を付けて、日登美さんとご家族に素敵な年になりますように!

  5. レーズンアイス

    明けましておめでとうございます。
    現代の波についつい流されてしまう私に日登美さんのブログからいろんなことに気づくことができます。温かい家族の愛でいっぱいのクリスマスが伝わってきました。
    人間にとって大切なことを思い出させてくれてありがとうございます。