クリスマス

今年も無事にクリスマスが過ぎてゆきましたねぇ。

アドベントの時期を毎日カレンダーを順番にひらいて

子供たちは近づいて来るクリスマスを待ちわびていました。

 

毎夜話すクリスマスの4週間のお話も、今年で何年目だったのかなぁ。

いつものように布団に入り、お話の時間になって

「昔、大工のヨセフとその妻マリアが..」と始まると、

子供たちは

「あ!あの話しだ!」と嬉しそうにしていました。

また、今年もこの話を聞く季節が来たね。またクリスマスが来たんだ。って。

この話を聞くときの外の寒さ、風の匂い、夜の暗さ、ロウソクのあかり。

きっとそういう全部のリズムを体と心にしっかり刻んでる。

その側に私も一緒にいて、リズムを感じながら

繰り返すこの時期を沢山の思い出と共に味わいながら過ごしていました。

 

時には、子供が悪ふざけをして、お話を聞き逃す日もありました。

(つまり私に叱られて、寝なさい!お話無し!という日;)

また、思春期に入りつつ有る長女は、下の3人とは別の部屋で寝るように

成ったのですが、それでもクリスマスのお話は大事な時間だったようです。

 

いつもまずはちびちゃん3人におはなしをしてから、お姉ちゃんの部屋にいくの

だけど、そうすると何やら読書等しているのですが、

「じゃ、はじめるよ。」っていうと何も言わずに布団にはいり

一点を見つめるように、味わうようにして話しを聴いていいるのでした。

何とも言えない、子供のような、大人のような顔つき。

今や彼女はもう6年生。

流行の曲やファッションに興味のある、今時の小学生です。

でもやっぱり、小さい頃からのリズムは心地よいのでしょう。そして

そのリズムを味わいたいと思う最後なのかも知れません。

ある日

私は長女と大げんかをしました。久しぶりに長女は泣いて部屋に閉じこもる始末。

でも私も叱るところはびしっとするから、結構がちんこ状態。

それでもちびちゃんにクリスマスのお話をし終わると、双子君達は

心配そうに

「お姉ちゃんにも、お話してあげてね?」っていってきたので

もちろん、そうするよ。っていって長女の部屋へ向かいました。

部屋の中では、黙って机に向かう長女の姿。

私も何も言わずにいつものように

「じゃ、はじめるよ。」っていうと

布団に入り、いつものようにお話の世界に浸りながら眠っていきました。

何とも言えない、心が解け合うような瞬間。

解り合えるような瞬間。

安心の眠り。

 

育児をしていていると、子供が大きくなるほどに、必ず親子の間の亀裂は

生じてくるものだと思います。

お互いに苦しい思いをする事もでてくる。理解し合えないことも。

子供が親を越えていこうとしていくとき、親の中の矛盾を見つけ、より高い理想と

より深い真実を求めるようになる。すばらしい若者の時代。

何処か疑いたくなる瞬間もある、愛ってなんだ?愛しているのか?

何が本当なのか?いろいろ。

それで、成長の過程で様々な危機が訪れることも有るだろうと思う。

でも、そういう時に一線を踏み外すか、そうならないか、信じる事の出来る

何か。というのは些細な日々の暮らしの中に有るのではないかと思う。

絆を支えるものは、繋ぐものは、おおげさな特別な物ではなく

本当に日々の繰り返しの中に、その積み重ねの中に有るのではないかと思う。

そして、その逆もまたしかり。

サンタクロースをまだ信じていて、天使も側にいると信じてる、

少なくとも否定しようとしない長女を見ていて、

彼女が信じていたい世界を感じられた。

それは現実ではないかもしれないけど、真実の世界。

善きものを求める、よくあろうとする人間の美しい本性では無いかと思う。

 

でも今回のクリスマスで、こうしていられるの後どれくらいなんだろうって

思ってた。

クリスマスでお話を聞いてくれるもの最後かもしれない。って。

そう思いながら、私にとっては初めての子育てで、何もかもが

当たって砕けろ!みたいな本気のぶつかり合いみたいな子育てを

未だに共にに歩んでくれている長女に、大きくなったねって思いながら

私もまた、新たなステージへ成長する長女と共に、新たな母としてのステージへ

成長させてもらう心の準備をしていたクリスマスでした。

果たして、そうなのかどうかは、わからないけど

もうすっかり、幼児期の子育てとは風景が違うんだよね。

みんなおおきくなったなぁ。

 

クリスマスの日は、何かみんなで楽しいことをしようと思って

朝からうどんを仕込みました。

みんなで踏んで、踏んで。

これは次女の足です。

クリスマスケーキもケーキ好きの次女のリクエストで

チーズケーキ。

でもチーズは使わず、自家製の豆乳ヨーグルトを水切りしたチーズ状の

ものに、今回は特別に宮崎から送ってもらった卵を使って

メレンゲを作り膨らませて焼きました。

久しぶりに作った、卵で作るケーキ。しっかりと泡立てるメレンゲ。

クリーム状の卵黄。

この一つ一つの行程がとてもとても楽しく素敵だった。

普段のケーキはマクロビオティックで作るので、膨らませるのは

基本的にアルミニウム無添加のベーキングパウダー。

その手軽さが魅力的で、はじめはすごくすごくすきだった。

今でも好きだし、よく作るのだけど

本物のケーキ、というか、こういうケーキもやっぱり好きだなぁって

改めて思いました。

料理してるって感じがするんだよね。

味わって味わって、しっかりつくる。しっかり食べる。

幸せなひととき。

みんな泡立て機を使ってのケーキ作りに興味津々だったよ。

 

出来上がりはこちら。

チーズケーキ(kase kuchen)

ケーゼクーフェン。ドイツで食べた味を再現。

日本のみたいにしっかり固いチーズケーキではなくて、

ふわっとスフレのように焼けているチーズケーキなんだよね。

冷ましてから食べるのがおいしい。

このケーキのこげ具合と割れ具合がたまらなかったです。

 

そして、こちらが、クリスマスディナー。

って。。。

ディナーっていうデコレーションはひとつもなく。。

気合いのうどんに、子供の好物ごぼうかつがたっぷり。

これまた人気の人参と玉ねぎのかき揚げがたっぷり。

そのほか、子供の好きなあげものいろいろに

ひじきレンコンの煮物

小松菜と長いもの和え物

子供が作ったおいなりさんに

酢飯の梅のり巻き

ちょ〜和食です!

テレビも無い我が家では、クリスマスソングも聴こえないから

みんなで料理を楽しんで

おなか空かせてがっつりたべました。

かざりっけのないクリスマスもなんだかきもちがいいなぁって。

 

ケーキを食べる時には電気を消してロウソクの灯をともして

きよしこのよる を歌います。

恥ずかしそうにふざける双子君。率先して歌う私に唯一ついてきたのは

やっぱり長女のかすかな歌声。

なんだか感慨深い今年のクリスマスでした。

 

 

 

 

 

 

 

4 コメント

  1. misato

    初めてコメントします。
    ちょうど1年前、宮崎の天空カフェジールでのcooking with kidsに参加した者です。
    あの時、妊娠していて母手帳にサインしていただきました。
    赤ちゃんは、無事に生まれ9ヶ月になります。

    ステキで、美味しくて、感慨深いクリスマスだったんですね。
    お子さん達もたくさんの笑顔だったと思います。

    子育てしていく中で、喜びだけでなく苦しいことも多々ありますが
    奮闘している日登美さんに勇気付けられます!

    絆を支え繋ぐものは、日々の繰り返しの中にある・・・
    慌しく過ぎる毎日ですが、しっかり毎日を生きなきゃと思いました。

    半年前より、転勤のため千葉へ引越したので
    都内などで開かれてる日登美さんのクラスに参加するのが目標です。

    これからもご活躍を影ながら応援しています。

  2. tsubasa

    やっぱり長女のかすかな歌声。

    いつも、日登美さんの世界に引き込まれます。
    言葉への想いが深い。
    簡単な言葉なのに、ぐっとくる。

    あんなに楽しい料理をいつも教えてくれて、
    子育ちをしながら、お母さんしている。

    日登美さんの歌声も声もが本当に好きで、
    毎日聞ける子どもたちは幸せだなぁといつも思っています。
    来年は私も、もっと感じる心を磨きたい。
    今年もお世話になりました。
    来年もどうぞよろしくお願いします。

  3. hitomi

    mosatoさん、ありがとう。
    お子さんお生まれになったんですね。
    お引っ越しもなされたとの事、是非クラスでもおあいできること
    楽しみにしています。
    良いお年を!

    tsubasaさん、いつもありがとう。
    また来年もお会いできる事を楽しみにしています!
    お子さんもおおきくなったよね!私も成長を
    一緒に見させていただきとても嬉しいです。かわいいしねぇ。
    良いお年を!

  4. みかん

    私も五人の子供がいるけど、同じように育ててもみんな全然個性が違うし、食べ物の好みも違うし、あれぇ?て(^o^;)
    日登美さんの言う通り、大きくなればいうことも一丁前になっているし、自分たちで何でもできると思って、間違った方向にいってしまいがちで、そのたびに、大喧嘩するんだけど、こっちも正すまでとことん話します。負けてなるものか、てね
    私も五人の宝物を持つことができました。まだまだ十分に輝いていないけど、いつか 目映く輝いていけるように磨いていきたい。そして 私も輝いていけるように過ごしていきたいです。
    よいお年をお迎えくださいませ。お子様達の健やかに過ごせるように祈ってます。