ドイツの暮らし

今回私はドイツの家庭にお邪魔させてもらったこともあって

ドイツでは旅行者というよりはローカルな暮らしぶりを

知る事が出来たのはとても大きな収穫だった。

外はもう冬の寒さ、でも家の中はとてもあたたかい。

石造りの家だから蓄熱するそうで、その話を聞いたとき以前家を建てた

日本の伝統的な土壁と同じだなぁっておもった。

ドイツでは家は建ててはつぶして、というやり方はしない。昔の建物を

修理して今でも住んでるから今でも町並みが美しい。私が訪れたBonnもそうだった。

家の中では手仕事もはかどる。

編み図もなく、どんどん編んでいるのはこの冬に使うニットの帽子。

もうこの冬4つ目を編んでいた。

一晩のうちに仕上がって、私の分も作ってもらった。

私の大好きな青いいろ。私に似合いそうだからって。本当に嬉しい贈り物だった。

自分の手から生まれるもの。食べ物でも、物でも、心を込めて、誰かを思ってつくるって

素敵だよね。そいういう特別な喜びがここの暮らしには沢山あるみたい。

異国に行くと、とにかくその土地の食べ物を食べて、みんなのするようにするのが楽しい。

だからいつもと違う物も食べるし、とにかくやってみるのが私の外国での過ごし方。

丁度秋休みの最中のドイツだったから、週末に仕事の合間をぬって

北の方にある島を訪れた。

船は休暇の旅行にでる家族で一杯。日本人は私だけだった。

港に近づくと一面畑と、牛と、馬と、羊の風景。そして、風力発電の風車が

えんえんと続いてる。

さすがエコ大国ドイツ。もうみたことないくらいうず〜っとたくさん風力発電。

ドイツでは自分で選んで自然エネルギーの電気を買う事が出来る。どこの会社の何で作られた

電気かを自分で選べる。だからみんなよく考えてる。見習いたいよね、日本も。

島へは船で1時間半ほど。船にいる間はずっとカードゲームをする。

Doppelkopf(ドッペルコップフ)という

ゲームがとても有名で、4人でやるんだけど、大人がみんなすごく真剣にカードで遊ぶ。

ゲームで負けるとちょっとした論議も起こる。それでいて勝っても何かを賭けたりしてる

わけじゃない。ただ純粋にゲームを楽しんでゲームに真剣になってる。

日本じゃ賭け事なしで大人って真剣にならないよなぁなんておもって、

ドイツ人の遊びもおもしろいと思った。

島に着くと待ってるのは馬。ここは車がない。

そんなに大きくない島だから馬だけ。後は自転車で島を行き来する。働きものの馬は

郵便からゴミの収集までなんでもしてる。

この島の名前は「Juist」島の半分には延々とビーチが続く。

もう冬で寒いし、小雨が降ったり晴れたり、島だから天気が

変わりやすいのだけど、沢山の子供を連れた家族がここでも遊んでる。

みんなしっかり防寒し、食事が済むと雨でも晴れても外に出る。

それで国立の自然公園になってる島を歩きまわったり、ビーチまで散歩したり、

風があるからこどもはカイト(たこあげ)をしてる。

あとは自転車。車が無いから子供たちがどんどんのってる。

おとなも何キロも走る。とにかく、そとでなにかしてる。

そう。やっぱり遊んでるんだよねここでも。

遊ぶって、ほんと、純粋にたのしいだけ。きもちいいだけ。なにもいらない。

綺麗な自然の中を歩いて、自転車で走って、空気を吸って、あたりを見て、感じて。

あぁ、今日もいい日だねって。

もちろんアザラシをみたり観光もあるけど、そういう特別なこと意外も遊びになる。

大人も真剣に卓球もする。カードもする。自転車ものる。それで子供もそうしてる。

なんかその真剣さが私は好きだった。

雨のなか私の自転車で島のはてのカフェまで走った。何キロだったか。

気がつくと雨はやんで、着ているダウンが暑いくらい。

お日様がでて、あたりはにわかに明るくなって、ふと見ると虹がでていた。

今ここに来れた幸せに感謝しよう。

つかの間の島での時間だったけど、沢山の素敵な物をみせてもらった。

自然からも、人からも。

こうしていろんな国の違いや、暮らしを感じると思う。

私も本当に自分らしい暮らしをみつけようと。国籍も、人種もこえて

本当に人間らしい暮らしを生き方をしようと。

その智恵がそれぞれの国の中にいつも息づいているから。

そしてそれを外からのぞく事で、いつも私は内側にある自分の道を

辿っているように感じてる。

 

3 コメント

  1. tsubasa

    ドイツでは電力を選べることが自然に行われているのに、
    日本はどうしていい国を見習わないのかな。なんて前から思っていた。

    風力発電のこの景色とても気持ちがいいですね。
    自然のエネルギーをもらって生きている、自分だけ、周りの人だけが
    良ければいいという考え方の人がどうか少なくなりますように・・・。

    今後の日登美さんの教室がますます楽しみです。
    ドイツでの生活からの気持ちの変化、聞かせてください。

  2. Yamada

    日登美さんの、そのセンスがやっぱり好きです。

  3. emi

    ドイツ、素敵ですね!西洋医学発祥地とも言われてますね。
    人のために社会がある、という印象があります。
    心穏やかに毎日を暮らせることこそが、一番の幸せであることを
    いつも日登美さんが感じさせてくれます。