春分

春分。

時間が入れ替わる時。

 

ドイツにやってきて5ヶ月。季節は秋から冬を乗り越えて春へ。

そして子供たちが全員ここに揃ってから3ヶ月。子供は5人から6人へ。

あっという間のこの時間に気がつけば沢山の変化が

日々少しずつ少しずつ訪れていたわけで。

「何もしてないのに…」と想いながら焦るような気持ちで過ぎてく日々でも

何もしてない訳でも、何も起こってない訳でもないという

当たり前のことを思いだすのにはやはり目に見えるなにかが欲しい訳で。

春分。

ベルリンの寒々とした景色にもふと視線を落とせばそこここにクロッカスが

黄色や紫の花を咲かせ、晴れた日曜日には日向に人々が集まり

まるで海辺の街の野良猫の如くは微笑ましくもあり。

Spring has come.

 

おそらく今回はうんと早いだろうと思われた双子の言語取得。

日本からブラジルのときは6ヶ月を過ぎた頃。

そう、丁度今のように3月だった。

双子の9歳の誕生日を境にめきめきポルトガル語を話す

ようになったのだった。そう、それはまるでいつしか

コップに水が満ち溢れ出てくるような具合だった。

そして今。既にドイツ語も彼らの中で満ちてきたようだ。

ついおとといのこと、双子は普段ポルトガル語で会話をしているのだが

「ねぇ,見て!」という意味で「Olha isso!」と言う所を

ぽろっと「Guckt mal!」とドイツ語で言っていた。

芽吹きの時。そう思った。

いよいよ芽吹いてきた新しい音。新しい世界。

春と訪れとともに、またこの3月に。

 

ブラジルとは違う日々がまたやってくる。

新しい時間が始まるのだ。

春がまたやってきた。出会いと始まりを連れてやってきた。

この気持ちが3月の気持ちなんだろう。

1 コメント

  1. レーズンアイス

    日本でも春がやってきています。
    ドイツも春が訪れているのですね。
    日登美さんがブラジルでもドイツでもその地を踏んで日々生活を送られてる姿に私も元気づけられて、自分の道を生きて行ける気がします。
    双子くんも、もうドイツ語を話されてるなんて凄い!!と驚きました。
    新しい時間の始まり! 素敵です!!