春と発酵食品

3月に入って急に空気が緩んできたベルリン。

身の締まるような寒さから解放されほっとしたと思ったら

何やら鼻水にせきに。。と早速排出のご様子の我が家。

体って不思議でこれを風邪と言ってしまえばそれまでなんだけど

冬〜春のデトックスと考える方がこの大気の緩んだベルリンで

肌身にしみて納得がいくのは私だけかしら。

ともあれ、そういう時には血液がきれいになるような食べ物を。

そして冬から春に衣替えをするように、お料理も食材もそろそろ

春モードに切り替えです。

我が家の玄米はすでに無圧炊きになっています。圧力鍋の玄米は

重くてたべられな〜い!というか玄米自体随分食べずらいです。

7分つきの御飯を食べる事がおおいかな。

それでも玄米が食べたいときはおかゆにして、生のイースト菌で

スペルト小麦と一緒に捏ねて生地をつくり、蒸し器で蒸しパンに

しています。これがまた花巻みたいで大ヒット。

春なので焼き締めたパンよりも蒸したもののほうが食べやすく

体にも負担が少ないといううんちくもありますが=)

 

さて、今回ドイツで真冬〜初春に助けとなったのは干し椎茸。

冬の間はドイツではこっくりとした暖かいもの、焼いたもの、

動物性食品が必要だったので真冬を過ぎる頃には寒さも相まって

体ががちがち、内臓もお疲れ気味でした。

そうなると頭痛がしたり肩こりがしたり。

そんなときに干し椎茸のスープは大変おいしく、ほっと緩むのを助けて

くれました。

植物性食品しか召し上がらない方はそこまで必要としないかも

しれませんが、それでも一緒に梅干しをいれて煮だしたスープ

なんか血液が元気になるお味がしますよ。

 

そう、血液。なんてったってこれがきれいなら風邪にも負けないわけで。

なるべくきれいに保ちたい。

血液はシュタイナー曰く自我とつながっているとか。

血液が汚れる、濁る、つまる、ということは自我にも影響があるのじゃ

ないかしら、と思っているわたしです。

あなたらしく、わたしらしく生きているとき血液もさらさらと

美しくモルダウ川のようにたくましく流れているのではないかしら。

と、まぁそんな想像をしてみたり。

 

ともあれ血液が「ありがとう!」と言ってるなぁと思う食べ物はやっぱり

みそ汁でしょうか。そうですみそ汁なんです。

それも時々は植物性だけのお味噌汁をどうぞ丁寧に作ってみてください。

丁寧に、ここもポイントなんですよ。作った人のエネルギー作ったときの

気持ちもまるごと頂いてる私達、というのは精進料理の世界でも

アーユルベーダの世界でも有名な話です。私もそうだと思っています。

そんなわけで体にしみるみそ汁が大変美味しく感じる今日この頃。

子供たちも沢山おかわりしてくれます。もっぱらみそ汁と御飯な春先の

我が家の食卓。

 

みそ汁の要の味噌はドイツに引っ越してからようやく手作りを復活

させる事ができまして今は美味しい手前味噌を頂いております。

日本では何年も作ってきた味噌。もう作り始めたら美味しくって買ってる

場合じゃありませんの=)味噌の薫り、いきいきとした酵母たち。

そう。生きてる!活きてる!というのが手前味噌の第一印象でした。

たった一日がんばれば一年美味しい味噌が食べられる。それなら怠け者

の私でもがんばれる。そう思ったのもよかったかもしれません。

手を抜いていいんです。まぁ適当にやってもうまくいくもんです。だから

構えずさくっと「さて今日は味噌でも作ろかね」的にやっちゃいましょう。

日本でやっといてよかったとドイツに来て思いましたよ。こわいもんなしです。

自分で作れる、何かあってもどうにかできると自分を信じられる事。

これは台所から手に入る財産だと思うのです。と,話は飛躍しましたが

味噌は是非作りましょうよ。

 

ところがどっこい。今年は昨年買ったドイツの麹屋さんがやってなくてね。。

麹作りから始めることになったのです。がび〜ん。そりゃもうがび〜んですよ。

でもね、これもチャンスだとおもって作ってみました。ちょうどブラジルで作った

ことがあって、麹種を持ってたのでやりました。

しかも発芽玄米麹やら米麹やら麦麹やら楽しくなって色々やり尽くしたので

ありました。。ちょっと疲れたけど=)

作ってる間中、家の中も外も麹の甘い薫りが漂ってそれはそれは

気持ちのいいものでした。そしてね、出来上がりを食べた見たらもう

悶絶=)これは早くやっておくべきでした。お味噌を手作りして感動

していたけど麹も手作りだと本当に生きてる、活きてる!プラーナが

すごいです。これはもうやめられない、ということになりました。

日本にいれば質のいいものが手に入ると思うので買ってもいいかもしれません

けどね。それでも作ってみられると手間味噌と同じ感動が味わえますよ!

それで早速念願の甘酒もつくりました。

甘酒は体内で作る事のできない必須アミノ酸9種を

含む日本の誇るスーパーフードですよ。しかも栄養になる

糖類はは多糖類を分解してできたものなので

血糖値を急激にあげず体にやさしい。

マクロビオティック的にも春には是非お勧めしたい食材です。

麹にしても味噌にしても甘酒にしても発酵食品て

本当においしいですよね。

ドイツでは乳製品の質がとても高く、ヨーグルトにも色んな種類が

あったりDemeter(デメテール)というオーガニックのなかでも

高いレベルの認証をとっているものでも安く買う事ができます。

デメテールのヨーグルト1キロで2ユーロとか(250円ほど)

なのでここにきて手前味噌を作るまではよく頂きました。

マクロビオティックだと一般的に乳製品はタブーな感じですが

ドイツではこの寒さだし、お味噌の質に比べるとうんとヨーグルトの

方がよいし、活きてる!という感じがするのってのがなにより

の決め手で食べる事にしています。

もちろん日頃食べない方や、一時的にドイツに来てる方で乳製品を

とらない方が召し上がると鼻水とか出やすいかもしれませんが、ドイツ

在住が長くなってる方なんかはきっと下手にお味噌を買ってたべるより

質のいいヨーグルトやクアーク、ケフィアなんかが助けになることが

多いと思いますよ。

ただ春になるとやっぱりちょっと重たいので豆乳のヨーグルトも

質のいいものが出ていますので私は春にはそちらも頂きます。

そうやって季節で洋服をかえる様にヨーグルトもかえたり、住む場所で

発酵食品も土地のものをいただいたりしています。

 

そうそう、最近こちらでは発酵したお豆腐というのも見つけました。

これはヨーグルトの菌で豆乳を発酵させて豆腐を作ってるんですって。

食べてみたら歯ごたえがあってやや塩気があって島豆腐のような。

おいしかったです!これで2ユーロちょっと。悪くないですね。

豆腐もとても便利な植物性蛋白ですが,なにぶん発酵してない大豆は

あまり消化に良くないのです。ですから納豆や味噌は別ですが豆腐は

時々に負担になるんですよねベジタリアンの方でも。なので発酵豆腐って

なかなか良いアイデアだなと思いました。こちらドイツでは

ビオカンパニーLPGで買う事ができます。

 

発酵発酵と発酵づいてしまって遂には沢庵もつけてしまいました。

大根は家の中の寒い部屋で干して精米してる糠をとっておいて。

干しておいたリンゴの皮とかみかんの皮とか一緒にいれて。

さて後一週間くらいで食べれるな。と。

質のいい沢庵もドイツでは手に入りません。売ってないのです。

だからこれも作るしかないという。。何でも必要に迫られてやって

しまうのです。。。

沢庵も肺や大腸を調えるのにも大変役に立ちますし、冬〜春の

鼻水とかね、乳製品のとり過ぎなんかにもとてもいいです。パソコン

やり過ぎの方なんかにも(ってうちの夫か?!)いいです。

なのでこれもうまくいくといいなぁ。

きっとドイツではザワークラウトが同じようなものでしょうが、

なにせ沢庵は大根だものね。いろいろなデトックスにも一役かって

くれる食材だからこの時期にもうまく食べておきたいです。

我が家ではいま大根の甘酢漬けの漬け物が流行中。大根も春先には

食べたくなりますね、しかもやや生でばりばりと。

酵素が欲しいって感じかな=)春ですな。

 

と春はマクロビオティック的にも上昇のエネルギーです。

発酵もここに対応しているエネルギーですね。

なので是非発酵食品をうまく取り入れて、消化良く、

そして重たい冬の空気を入れ替えて軽やかな体になるように

イメージして食卓を作っていただけたらと思います。

体が軽くなると心も軽くなりますよ〜

春だ春だ!私も春が待ち遠しいです。

 

5 コメント

  1. ゆか、ふ

    たくさん仕込むのはハードルが高いなー、と思って味噌作り講座に行きました。で、たったお豆500gだけど初めて”みそのもと”が我が家にやってきました。はじめのいっぽ、小さないっぽだけど、お味噌になるのが楽しみです。
    …最初の著書のファンで、今でも読み返したりしています。ブログも楽しみにしています。日登美さんのあたたかい文章から、日だまりのようなほんわりとしたエネルギーをもらっています。花粉症もデトックスかしら、と思うと、なんとかのりきれそうです。

  2. 日登美

    お味噌仕込まれたのですね!おめでとうございます!=)
    小さな、いいですね。そんな積み重ねですよね。
    出来上がりがたのしみですね〜きっとすごくおいしいですよ!

  3. かなこ

    日登美さん、こんにちは。麹まで手作りされたんですね!!さすがだなぁ。私もこの冬は味噌を仕込むぞ、と息まいていたのに、頼りにしていたドイツの麹屋さんが今は売ってないのをHPでみて、あきらめたのでした。(私もドイツ在住です。アウクスブルグというバイエルンの街に住んでいます)でも、今度日本で麹種を買ってきて、自分で麹まで作れたら!なんだかワクワクしてきました。こうして実際にドイツで作ってみた方がいらっしゃると本当に励みになります。家の中が麹の香でいっぱいなんて!今から次の冬が楽しみです。
    お勧めの発酵豆腐も近所のBioスーパーで見つけました。美味しかったです^^いつもほっこり素敵な文章と色々な気づきや情報ありがとうございます。

  4. Sachiko

    ブログ楽しく拝見してます。

    I ❤️発酵食品! なんだか勝手に親近感を感じてコメントしてます。ライ麦のサワードウ・スターターで私もスペルト小麦のパン作ってます。次は、wheat branで糠漬けに挑戦したいと思っているところです。

    私の住んでいるイギリスでは、Clearspringの美味しい味噌や豆腐が手に入ります。ドイツからでもオンライン・ショッピングできるのではないでしょうか?

    毎日の忙しい生活の中でもふと気づく大切なこと、いろいろな思想、こんな風にブログにされていていいですね。読ませて頂いてありがとう!

  5. 日登美

    かなこさん、私も嬉しいドイツ在住味噌グル−プ=)
    いつか味噌グループ発足させたいですよね!ドイツマクロビオティックつながっていきましょ!

    Sachikoさんもイギリスから!マクロの輪、自然食の輪っていいですね〜
    wheat branの糠漬け!わたしも気になってた〜いつかご報告ください!わたしもやってみよ〜!

    オンラインショップ情報もありがとう〜イギリスも色々手に入るんですね!今やマクロビオティックは実践しやすい世の中。ありがたいですね。