夏休み

暑い!暑すぎる。。

毎日扇風機で熱風をかき回す今日この頃。

夏休みまっただ中のブラジルです。

こんなに暑くちゃプールにとびこみたい。海にいきたい。。

でも海もプールも近くにないので

一日なんども水シャワーをあびてやり過ごす。

一番下のおちびはあせもだらけでございます。

いやぁ暑い!

 

もちろん子供たちの勉強ははかどらない。

ただでさえ野生の馬を追い込むように机に向かわせようと

しているのにこの暑さじゃもっと難しい。

いやはや。夏休みってやつは!

そうはいってももう半分は終わってしまった夏休み。

そろそろ新学期に向けて学校の備品を用意しなくては。

ということで子供を集めて学用品チェック。

すっかりくたびれたリュックにペンケースのなかには

しばしの休息を与えられた色鉛筆たちが。

しっかり使われ仕事しました!って感じの鉛筆たち。

子供たちの日々をかいまみるようなちびた色鉛筆。

「そうだよね、去年もよく働いたね。よく学んだね。」

そんなことを思いつつ足りないものをリストアップしたり

クレヨンをみがいたり、リュックを洗濯したり。

新しい鉛筆に名前をかいたり。

暑さでだらけた我が家の中に一筋ぴりっと引き締まるような

新学期の空気が漂います。いいね準備するって。

ブラジルでは2月から一足お先に新学年がはじまります。

また一学年大きくなる子供たち。

ちびた鉛筆とま新しい鉛筆がひときわまぶしい。

夏休み中盤を過ぎたブラジルはうだるような暑さと

どこか新しい毎日を予感させるような日々なのです。

新しい場所

ようやく年末の引っ越しのカオスが一段落し

家の中の段ボールが随分姿を消した。

新しい場所で暮らしが始まったんだ。

やっとそんな気分になってきた。

 

新しく住み始めた場所は知り合いの家だったので

前からなんども訪れた事があったから

引っ越したっていうかんじでもないはずなのだけど

やっぱり新しい場所っていう緊張感は気持ちいい。

 

前の家のワイルドさと違って今度の家は何となく

こじんまりしてるので使い勝手がいい。

庭もブランコやハンモック、果樹があったりして

結構遊べる。

お楽しみはアボカド。もう沢山実をつけていて

後数ヶ月で食べごろ。

この家のアボカドは世界一美味しいって思ってるので

もう嫌ってほど食べてみようと思っている。

そして今ではブラジル到着時のあの興奮も忘れるほどに

なったマンゴーももちろんざらんざらんなっている。

楽しみにしなくなるほど食べれそうだ。

きっと熟れたら全部たべられないからグリーンマンゴーの

チャツネを作ろう!(こうしてまた自分で仕事を増やす;)

後ろにはちゃっかりハンモックにのってる碧君がいたりして。

そしてブラジルに来てからず〜っとやりたいと思いながら

今まで出来ずじまいだったミニガーデン。

日本と違って種まきゃ育つってことの無いブラジル。

なぜって?すんごい蟻がいるからです。

すんごい頭が大きくて赤いありがいて

それが全部葉っぱを切って運んでいってしまうのです。

その他いろんな種類の蟻がいてとにかくちょっと目を離すと

すぐに食べられてなくなってる。

しかもお日様がつよすぎて日向に何か植えるとすぐ枯れる。

水を一日2〜3回まかないと死んでしまう。

そりゃそうさね。もともとここは熱帯アマゾンだったんだから。

本当は木が茂って日陰のなかで植物が混在してるはず。

可愛いレタスや野菜なんか育つ環境じゃないもんね。

それこそ毒虫、毒やとげのある植物だけが生きのび繁殖する

めっちゃ弱肉強食の大自然だもの。

いまなんてまだまだ生易しい環境になったのだろうけど

それでも十分すんごいとこです。ブラジルって国は,自然は。

日本から来たときは日本の田舎のつもりで

「種まいて〜畑やりたいなぁ〜」なんて夢を描いていたけど

いやぁ甘かった。全然ちがう。日本と。

ともあれそんな自然界のギャップもあって尻込みしていた

自家菜園。やっぱりここでも菜園は無理だけどハーブガーデンくらい

ならできそう!と早速作ってみました。

なるべく日陰で、なるべく蟻がいない場所。

目が行き届く場所。選びましたよ。

がんばれハーブ達!

そんなこんなで今は朝晩の水やりが日課。

そして蟻チェックが日課=)蟻さん手強いのよ。ほんと。

はたしてハーブ達はうまく育つのだろうか。。

楽しみだ。

 

こうして我が家の新しい家での暮らしが2015年とともに

はじまりました。

さて今年はどんな年になるのかな。

一杯遊んで一杯学んで,元気一杯楽しい一年と

なりますように!

 

ブラジルもちつき

ブラジルで二度目のお正月。

今年は三が日結構楽しみました。

日系人オーガニックファーマーの方達のコミュニティに

招かれておもちつきに。

行ってみるとなんと杵と臼もある!

既に二臼ついたあとですでにおいしそうなお餅達が!

今年は私はお餅を買う事が出来なかったのでお雑煮が

白玉だった我が家、お正月からつきたてのお餅が食べられる

なんて〜うるうる。感謝感激でした。

私はポトラックでタイの生春巻きを作っていきました。

ひじきとパイナップルアボカドのベジタリアンバージョンと

チキンとマンゴーフレーバー。

好評だったようでよかった。。。

大根おろしに、カラシナ和え、きな粉に黒ごま

海苔醤油。

素晴らしきラインナップをブラジルで堪能できるなんて

ほんと夢のよう!

が、しかし。末っ子のゆにおはまだお餅を食べた事が無く

まだ飲み込めるか微妙なのでお預けに。

かわいそうに、と思っていると気がつかないうちに

お皿に手をのばしてちゃっかり具だけたべておりました。

しかも大根おろしをむしゃむしゃと。

さすがたくましき末っ子。

このあとちゃっかりカラシナも具だけ食べておりました。

その日は日本語でた〜くさんおしゃべりをし、

NHKの連続ドラマ(朝ドラはブラジルでは夜ドラになります=)

をみせていただき、すっかり気分は日本。

「紅白歌合戦も録画しているから見る?」の

お誘いに長女は大興奮。

4時間のものを数時間でガッツリみせてもらって

これまた世間話に花が咲くブラジルの正月。

日本では紅白もテレビも全然見てなかった私は

紅白で流れる流行の音楽に時代の流れを感じつつ

テレビから伝わる日本の今を感じつつ

なんだか不思議な気持ちがしました。

それにしたって、「あぁここはまるで日本。」

 

ブラジルにきて二度目の正月。

思えば遠くへきたものだ。

日本人というだけで外国にいるとみんな助け合ってる。

すぐに仲良くなれる。

いや、日本人ってだけでなくてもここでこうして

みんなに助けられ、暮らしている事にやっぱり感謝。

そして日本の裏側でこうやって毎年日本の文化を

紡いでくれてるこのコミュニティの方達に敬意をこめて。

 

生きてるってことは誰かにいつも助けられ支えられ、

そしていつかどこかで自分も誰かを助け、支えているんだよね。

生きてるってありがたい!

そんなふうに思った素敵なお正月でありました。とさ。

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

おかげさまで私達もブラジルで二度目のお正月を迎えました。

ブラジルでは真夏の晴天のもと、また新しい一年の朝がやって

きました。

 

今年は年末の引っ越しの影響で家の中はカオス。大掃除などする

わけもなく。御飯を食べさせるのでやっと。という年末でありまして

日本の友人の作る美しいお節料理の写真によだれを垂らしつつも

「いやぁそんなめんどくさいこと私もやってたなんて信じられん。。」と

半ば放心状態になるほど気がつけば私もかなりおおざっぱな

ブラジル人感覚がしっかり身に付いている事を確認した

年末でした。とほほ。

そんな訳で引っ越しを言い訳に「今年は大晦日も、お正月もないよ!」

とかなりはやばやと宣言しておいた(言った者勝ちか?;)

のですが思いのほか大晦日、お正月を堪能してしまうことに

なるとは、いやはや私もやっぱり日本人なんだなぁとちょっと

ほっとするやら嬉しいやら、な年末年始なのでした。

 

大晦日なんて気分になれなかった昨日。

それでも「ママ〜今日は何食べるの?」っていう子供たちの期待に

負けて「しょうがないか、何かつくるか。。」と

今年最後の買い出しにいく事にしました。

うちの近所じゃおせちの材料は殆ど手に入らないし

このうだる暑さのブラジルでごちそう作ろうと思うと

一体何を作ったら良いか分からない。

これは以外と寂しいもんです。

聞く所によると大晦日には豚を丸焼きしたりするらしいのですが

まさかうちで豚一匹は無理だしねぇ。ブラジル人は大勢でパーティーを

してみんなで食べるそうで。

そう考えるとしかるべき時にしかるべき料理を作れる、

しかも核家族でも作れる料理、献立がある文化というのは

本当にありがたく美しい物だと改めて感じたのでした。

う〜ん、おせちってすごいね。

 

ともあれスーパーに行ってみるとお客さんでいっぱい。

まちで唯一魚を売ってるスーパーに出かけてみると

見た事無いほど魚が一杯=)

そこでしばし立ち止まる私のご主人セバリン君。

「どうしたの?」と聞いてみると

「ねぇこれ、カツオじゃない?」と。

見るといい感じの大きさのカツオらしき魚が丸ごと売ってる。

けれどブラジル人は海側じゃないと殆どサーモンくらいしか

食べないし,食べ方も知らないのであろう。めちゃくちゃ

新鮮なのに誰も見向きもしない。

私達は早速お店の人に声をかけ聞いてみると「Atum」だよ。って。

つまりマグロです。

「え〜マジで?マグロなの?」でも袋にマグロって書かれて

一匹袋に入れてもらって買って帰る事になりました。

思わずかってしまったカツオもどきのマグロ。

しめて77レアル。日本円で3000円くらい。悪くない。

でも今までブラジルに住んでて一番高い買い物だった=)

魚さばくのが大好きな主人はうきうき。

「今日はマグロさばいて、にぎり寿司にしちゃおうか!」と

大盛り上がりでうちに帰宅。

しかも一匹丸ごとだもの、あとはあら煮も作ろうね、ステーキもしたい?

カマも焼いちゃおうか?なんて丸ごとメニューを考えるのも

また一興。

あまり魚かった事無いけど、こうしてみると切り身の魚

じゃ無くて丸ごと買うと無駄無く色んな料理にできて楽しいね。

 

さてさて、思いがけず「今夜はにぎり寿司で〜す!」となって子供

たちは大喜び。

しかも丸ごとのでっかい魚を見て大興奮。

さばくの見たい!と見学しながら夕飯作り開始。

一匹の魚がどんどん切り身になります。

でもね、やっぱりマグロじゃない?カツオっぽい。

「ほらやっぱり〜ブラジル人っていい加減なんだからぁ〜。」

なんていいつつ

魚に詳しくない私達。依然としてはっきりとは

何の魚かわからない。それでもとにかく予定変更

「カツオのたたきにしてみましょう!」ってことで

母の作っていたのを思い出してあぶったり薬味を刻んだり。

お皿もしっかり冷やして準備万端。

 

こちらが料理に奮闘しているすきに子供たちは気がつくと

引っ越したばかりなのにお隣さんの子供とすっかり仲良くなって

プールに入れてもらってる。新しい家には共有プールがないから

皆自分ちにもってるんだよね。うちはないから誘われてラッキ〜。

そのへんのちゃっかり具合も頼もしい子供たち。

しかも夜から始まる大晦日パティーにも誘われちゃって

新しい場所でもあっという間に友達つくってくれちゃって

たのもしいやら。

台所越しに見えるお隣から聞こえるプールではしゃぐ

子供たちの声を聞きながら料理は続きます。

 

と、この時期いつものように夕方頃からは雲行きが一気に

怪しくなって。

遠くには真っ黒の雲が。そしてごろごろという雷を連れてきます。

面白いのはその雨雲と晴れてる空の境目。

いつもこので〜っかい空に雨雲の部分と晴れてる部分が一緒に

見える。

「あ、そろそろこっちにくるね。」というとやっぱりぽつぽつ

降り出して、恐ろしいほど地面をたたいて雨がじゃんじゃか降る。

夕立というには強すぎる雨。

真っ黒の雲が冷たい風を連れて雷と一緒に荒れ狂う。

ものの30分ほどだけどかなりの猛威をふるうので道は全部

川になる、本当に川。オレンジ色の赤土水をたゆたわせた

川がそこらにできる。川もすぐに氾濫する。

それがだいたい毎日起こる。

大晦日も関係ない。

大急ぎで洗濯物を取り込むと、うちのちびが雨のなか

遊びだした。

屋根から落ちて来る雨ツブはまるでシャワーのようで

あっという間にびちょぬれに。

もちろんこのあと裸になって雨のシャワーを満喫。

昼間の暑さが嘘のように冷たい空気で一気に温度が下がる。

それはそれで「ゴストーゾ!(きもちいい)」

これで夜は涼しく眠れる。

でも雨にぬれたちびは唇真っ青だった。

 

ともあれ手抜き料理をするはずの大晦日。気がつけば

ごぼうのかき揚げに野菜の天ぷらにだし汁

カツオらしき魚のたたき、春雨サラダに

酢飯ごはん。と結構素敵な和食メニューに。

カツオのたたきはそれはそれは美味しく出来て

ブラジルでこんな美味しい刺身はきっとどこでも食べれないんじゃ

ないか?と大好評。

実に一年半ぶりの刺身。いやもっとかな。

とにかくブラジル初の刺身は自分たちでさばいた鰹(マグロ?)

そんな思いで深い大晦日のごちそうとなりました。

 

ごちそうたっぷり食べた子供たちはいそいそと再びおとなりさんの

盛大な大晦日パーティーに遊びに出かけ帰宅したのは午前様。

そんなのあり?って思うけど

ブラジル人って特に夏はよるが長い。子供も真っ暗でも遊んでる。

夕飯も夜の8時や9時から食べたりね。特に大晦日だったから

特別の特別もあるけれど、これがブラジル流の大晦日らしい。

もちろん昨日は一日中どこでも花火が鳴り響き、家にいても

ワールドカップの時期を思い出すようなにぎやかさだった。

日本のお寺の除夜の鐘とは随分雰囲気が違うんだなぁやっぱり。

 

そして迎えたお正月。

今年はお雑煮も作れないな、って思ってたけど

なんだかんだ冷蔵庫のものを駆使してなんとなく

お正月料理にしたてました。

お餅がないから白玉でお雑煮、人参の飾り切りはかなりいい加減な

できばえ;)

みんなが起きてこないから,あれこれしているうちに

栗なしのきんとん、白玉の残りをきなこにまぶして、

昨日のカツオ?の照り焼きに庭でとれたアセロラをあしらって。

こんなもんしかないけれど、なんとなく気分は

ミニミニおせちとお正月になりました。

そういえば、末っ子のユニオには初めてのおせちだったよね。

適当なものしかないけれど

白玉なしのお雑煮を添えて。

いつか日本でまたたっぷりとおせちを作って

あげたいな。

こうしていい加減ながらもなんだかんだで

楽しく大晦日、お正月を迎え2015年が始まりました。

今年も皆様にとって良い年となりますように。

 

 

引っ越し

クリスマスも過ぎ、2014年も終わろうとしてる今日。

まさかこんなに早くこの日が来るとは思わなかったけど

ブラジルに来てからずっと住んでた家から引っ越した。

見た事もないブラジルという国で初めて暮らし始めた家。

家族みんなに囲まれて五番目の子を出産した家。

私達の新しい人生が始まったのもあの家からだった。

ブラジルに来てからここまでの道のりが一気によみがえる。

 

思えばこの家との出会いは奇蹟以外の何物でもなかった。

もしくはこれは運命の出会いだったのかもしれない。

この家が素晴らしかったとかそういう事でなくて

ここにこうして暮らせたのはこの家を含めて数ある

妙なる縁と導き以外言いようがないからだ。

引っ越しの作業を進める中でわたしは何度もそのことが

頭によぎった。

「あぁ不思議だなぁ、あぁ奇蹟だったなぁ」

そしてまたこの引っ越しも妙なるご縁と運命としか

思えない絶妙さの中で起こったのだった。

人生ってのは不思議だ。

 

さて、いざ引っ越しとなるとブラジルは日本とは違う。

引っ越しは業者に頼もうと思ったのだけど近所の人に聞いたら

安い所で頼んで物が無くなってしかも物を壊された、といわれて

怖じ気づき自力でやる事にした。

今更自分たちで未知のブラジルの引っ越しやを頼むより頑張って自分たちで

やった方が色んな意味安全でリーズナブルだと言う気もした。

それにどうせ引越し先は住んでいた所から車で10分ほどの

場所だった。

不思議なことには、たったスーツケース12個で日本からやってきたのに

気がつけばどこからどうやってきたのか物は増え、

何度もスーパーマーケットで頑丈なバナナの箱をもらいに

行かなくてはならなかった。

これまた人生の不思議。

 

日に日に暮らしの香りがそがれていく家の中で暮らした12月。

そうはいっても普通の引っ越しよりは物はうんとすくなく

子供たちは早々と部屋を空っぽにしてしまい

ベッドもあっという間に片付けられてしまったので

ぽつんと部屋の真ん中に置かれたマットレスでキャンプのように

眠る日々が続いたが,普段別々に寝ていたのに一緒に寝るのが

楽しかったのか、それとも新しい家へ旅立つ予感が興奮させるのか

既に夏休みに入っていた我が家の子供部屋からは

毎晩遅くまできゃっきゃと楽しげな声がひびいていた。

 

しかし引っ越しの荷造りは思いがけず時間がかかった。

というのも掘り起こせばブラジルに来たばかりのころの

日記やら学習ノートやら、はたまた日本から持ってきた思い出の品が

ごろごろと出てくるのだから

気がつけばパッキング前よりも酷い状態の部屋で

思い出に浸り時空を超えている人が何人もいた。

そんな訳で、気持ちは分からなくもないが

「もしも〜し、そこ!思い出に浸らない!」と何度

叫んだかしれない。

ともあれ全ての荷物はいつの間にか片付いてしまって

それはそれでなんだか嬉しいような悲しいような複雑な気分だった。

思い出を箱に詰めて持っていく時に

少しこぼれ落ちてしまう何かがあるような気がするからかもしれない。

引っ越しセンチメンタルとでも言うべきか。

 

いざ始まった引っ越しはまるで戦の様だった。

大きめの自家用車で赤土のでこぼこ道をこれでもか

というほど荷物を詰めて運ぶ。

運んでも運んでも終わらない。

途中大雨の日もあった。クリスマスイブだって関係なしだ。

冷蔵庫に洗濯機を搬出し終わると家はすっかり生気を失い

長い時間見ない事にしておいた壁の裏側には何かの

因縁の歴史のようにびっしり汚れがこびりついていて

それは明らかに私達だけのものでなく

この家を貸してくれたオーナーからの年代物であるにも

関わらず、なんだかこれを綺麗にしてしまうのが

私達の使命であるように感じられた。

殆ど不可能に思われるほどこびりついた汚れが

少しずつ頑固さを和らげていくのを見るのは気持ちよかった。

これが私にとっての今年の、そしてきっとある意味では

人生の大掃除だったのかもしれない。

そうこうするうちに家は本当にすっからかんになった。

クリスマスがやってきた後だった。

 

クリスマスの余韻に浸る間もなく子供たちを動員して

最後の大掃除にはいる。

あちこちにある蜘蛛の巣をとり、窓の桟のほこりも床の

ぞうきんがけもぬかりなく。

はじめは「もうこれくらいでいいじゃ〜ん」って

言ってた子供たちも最後は真剣になって

「自分が住みたいと思う家にしてください!」との

私の指令通り、はたまた恩返しと思ってか

ぴかぴかにしてくれた。

有終の美をかざるという良い言葉が日本にはあるけれど

やっぱり気持ちのいいものだ。

大雨の過ぎた後のブラジルはうだるほど暑く

この日もプール日和。

そうこのコンドミニウにあった共有プールとも今日で

お別れ,ということで最後は

夏休みでみんな旅行に出かけてがらんとしている

コンドミニウで貸し切り状態のプールに

「おつかれさまでした〜!」と言って飛び込んだ。

ちなみに私はと主人は水着を持ってなかったけど

パンツとブラで飛び込んだ。もうやけくその楽しさだった。

また夏がやってきたのを今年になって初めて感じた。

 

がらんと片付き静まり返った家とは対照的に

新しい家はカオスの状態が続いている。

けれど年末差し迫る今でもようやく台所でなんとか

食事を作れるようになったのはありがたい。

そして何故か子供部屋は早々に片付き子供たちは

既に新しい家の庭で探検を始めている。

 

新しい家、違う国、いつもと違う場所であっても

はたまた長い旅行から帰ってきた後の気持ちもとても

似ていると思うのだけど

私は台所が動き出すと我が家になった、帰ってきた、と

感じる。

前夜の疲労を引きずっている朝にめちゃくちゃに

散らかってる家の中を横目に台所でお番茶を

わかす。

家一杯に番茶の香りが充満するとここはブラジルなのか

日本なのかなんてもうどうでも良いような気がする。

「ここは我が家だ。」

 

こうしてまた我が家が動き始めた。

前の家からちょっとしか離れていない引っ越しなはずだけど

なんだかすごい大きな変化だったきがする。

というよりも、ひょっとすると

なんだか大きな変化の前なのだろうか。

いや、今はそんな事は宇宙しかしらないけれど

こうして人生はまた何処かに流れて変化して

進んでいくのだろう。

 

引っ越しを持って終了した2014年と言う

もう一つの激動。

全てのことにありがとうさようなら。

そして来る2015年に

新たな出会いに

こんにちは、よろしく!(お手柔らかに=)

 

皆さんもどうぞ良いお年をお迎えください!