今年の台所は。。

目の前に広がる夫のおじいちゃんの大きな庭の前で

まるで日本の夏の花火大会か。と思うほどに次々と打ち上げられる

新年を祝う色とりどりの花火を家族みんなで眺めながら

2018年が始まりました。

 

みなさん、あけましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

クリスマスを過ぎたら一気に年を越した気持ちが高まってしまった

昨年末。

今年はその波にのってのんびりとゆっくりとお節も作らず新年を迎え

てみました。

今年の年末はドイツなのにすごく暖かくて6〜15°くらいまであって

全然寒くなく、そのせいなのか?なんだか暦通りに料理を作る気に

なれない私です。

それとも自宅を離れていたからなのかしら。なんだか久しぶりに本当に

な〜んにも考えないで数日を過ごせたうれしいお正月。

「間」というのは人生の中で必要なんだなぁと改めて感じました。

なにもないところでふと方向性が見えて来るという感じが

不思議と気持ちよく。

そういう隙間やゆとりのなかでしか育たないもの

気がつかないこともあるのかなぁと思ったりもいたしました。

 

さて、そんな「間」も束の間(笑)

ベルリンの我が家に戻って来ると、あっという間に山ほどの洗濯物に

囲まれ、既に日常にもどっております。

そんでもって空っぽな状態の家でも御飯は食べねばなりません。

見ればのこっているのは人参に玉ねぎ、ちょっとの大根。

それでも乾物やら乾麺やら穀類やらもあるし、味噌も醤油もあるんだし

作り置きの漬け物やら調味料もある。

なんだ、あるある尽くしじゃないか!って簡単にポジティブになれるのが

マクロビ料理の良い所。

着いてすぐのお夕飯にはお出汁をとって暖かいお蕎麦に蕎麦の実も炒って

冷凍してあった納豆に大根おろしにとろろ昆布、梅干しものせて。

年越し蕎麦食べ損ねたから新年蕎麦ということで=)

やっぱりおうち御飯って最高!

 

次の日も買い物に行けずに残り物での一勝負。

やっぱり野菜は玉ねぎ、人参、大根ちょっと。

それでも、とりあえず御飯を炊いて、納豆は冷凍しておいたものを

再び。日本にいると納豆を冷凍するなんて考えなかったけど

外国に住む様になってから、簡単に手に入れられない食材を

冷凍するという技術を身につけました=)実はわたしあまり

おかずの冷凍保存とか、作り置きって好きでなくて。冷凍も

どうしても、というものしかしないようにしてたんだけど。

冷凍とか、瓶詰めとかの保存って上手に使うと本当に便利なのですねぇ。

ちまたでは当たり前かもしれませんが、ネギは刻んで冷凍しておくと

本当にいざという時に助かりますね。

納豆もドイツでは冷凍した物を買ってストックしておいているので

これも非常食に大変便利。

マスタードや梅干し、胡麻など薬味をたっぷり加えて混ぜれば

立派な一品になります。

真空パックになってる厚揚げも日持ちするので冷蔵庫に常備。

煮てもいいし、炒めても美味しい。

今回はにんにくたっぷりに玉ねぎ、茹で人参を加えて

自家製の韓国味噌で韓国風の炒め物にしました。

こんなあじ味噌系調味料も自家製しておけば日持ちがするし、

スープに加えたり、和え物、炒め物、茹で野菜にと何にでも

使えて重宝しますよ。

そして茹で人参のゆで汁だって無駄にできませんよ!そこに

若芽や鰹節を加えてお出汁をとればほんとに美味しいお味噌汁に

なります。今回は大根と若芽とネギを加えて一椀に。

あっという間にお夕飯の出来上がり。

その上、冷凍庫の片隅で眠っていた甘酒と冷凍いちごと豆乳で

スムージーアイスまでできちゃって、思いがけず冷凍庫の

お片づけとお食後までついてきた正月。

なんだ、買い物行かなくてもおいしい物ができるじゃん!

冷凍庫の残り物、日頃の保存食的な物が大活躍した正月御飯。

お節じゃないけどこれはこれでありだな。

 

ネギは刻んで冷凍しておこう。納豆は常備しておこう。

あじ味噌や漬け物は作ってストックしておこう。

乾物もいつもあれば便利。人参玉ねぎはいつもどこかにあるといいね。

甘酒も麹も冷凍しよう。そうしよう!

備えあれば憂いなし。ということかしらん。

と、早速明日から米麹を仕込むことにいたします=)

保存食といってもできるだけ生きた物を保存して元気な物を食べたい。

そんな時に麹や味噌を使った調味料などの冷凍保存や、冷蔵保存は

インスタント食品よりもうんと元気な気がするもんね。それに

料理に使い回せばバラエティ豊かに色んな場面で活躍してくれること

間違いなし!

 

そういえば、クリスマスに食べたガチョウの残った骨をつかって

スープストックを作ってたんだ!とそんなことも思い出して。

干し椎茸、こんぶ、セロリ、人参とあった野菜だけを入れて

ぐつぐつ塩少々加えて濾したもの。これも冷凍してあった。

こうすれば一羽のガチョウもしっかり無駄なく最後まで食べちゃえる。

これと先ほどの韓国味噌といろいろいれて自家製ラーメンもできちゃうの。

これがまた劇うま=)

麺はもちろんDinkel(スペルと小麦のラーメン)!乾麺だけど

これもスープストック同様にあるととても便利です。

 

手軽にぱっぱ。それでも美味しくしっかりと。

手を抜く所、抜かない所を見極めながら。

今年の我が家の御飯はそんな感じでいこうかな。

 

ではではみなさま、今年も良い年となりますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスマスとお正月

ベルリンで迎えた3度目のクリスマス。

ようやくドイツのクリスマスの過ごし方が分かってきた気がしました。

そして気がついたことは、この国でのクリスマスは日本で言うお正月

なんだ、ということ。

ただその準備も過ごし方も、日本のそれよりもっとずっとのんびりと

ゆっくりとしたもののように感じます。

 

ドイツのクリスマスは早ければ10月末頃からその雰囲気が漂います。

街のあちこちで少しずつクリスマスに向けての準備の風がどこからともなく

やってくるのです。スーパーにはスパイスが目立つ所に並び、ドライフルーツ

が見え隠れし、チョコレート、小麦粉などのお菓子作りの材料がちょっとづつ

人目につくところに配置されていく様子がなんともわくわくします。

そして11月になればもうクリスマスは本番といっても過言ではありません。

その頃からみんなクッキーやシュトレンを準備しはじめます。

日持ちのする様々な種類のクッキー、クリスマス独特のスパイスをあわせたものや

形のものや、いろいろあるのです。3年かけてやっとそれをどのペースで、

どのくらいの量を仕込んでいくのか、ということが分かってきた気がしています。

それでもまだまだ全然準備不足、経験不足のわたしなので

思っていたより大量に、そして早い時期からせっせとやらないと間に合わない

ということに気がついたのも最近の話。「え〜大変。。」と始めは思っていた

のですが、その準備こそがクリスマスのお楽しみでもあるのだなぁと

思い始めたのも最近の話=)

 

というのも、11月には既に日がどんどん短くなって、寒さも厳しくなってきます。

心の中にあかりを灯したい気持ちとクリスマスがやってくる時期が重なって

クリスマス準備をすることでせっせと心に灯火を送るのです。

クッキーを焼きながら、シュトレンを準備しながら、はたまたプレゼントや

おくりものやカードにあくせくしながらも、クリスマスの日が近づく

喜びや興奮は短くなっていく日照時間と反比例的に大きくなっていきます。

街は活気づき、生活はすこし忙しくなるようですが、それがなければ

この寒くて暗い11月から12月にどうやって過ごしたらいいのでしょう?

といったら大げさかもしれませんが、クリスマスがあることで

この時期の生活はうんとうんと楽しいものになるのです。

そしてまた、こうして忙しくやることがあるというのは

ありがたい事なんだなぁ、とふと人生について考えてしまったりも

するのです。

 

人生って忙しすぎてもいけないんだろうけどやることがあって、

誰かの為に走り回れる時期っていうのも、それはそれで

命が輝くというか、生きてる実感があるというか。

クリスマスってそういうことも含めて光りの体験というのかしら。

自分の暮らしの中に自分で灯火を送る。自分の灯火と周りのひとの

灯火を感じる時。

人が生きる、暮らす、関わるということ。喜びを送る、感謝を伝える

ということ。

クリスマスの準備をしながら様々な思いが巡ります。

 

そうこうしているうちにクリスマス当日がやってくると、なんとも街は

静かなもので。もちろんにぎわっている場所もあるでしょうし、パーティーを

している人もいるでしょうが、一般的にクリスマスは静けさとともにやってきます。

24日は我が家も近所の教会に行きました。

キリスト教ではない我が家ですが、神聖さというのに宗派は関係ないようです。

素晴らしく美しい聖堂に入り、聖歌を歌い、お話を聞きながら祈りを捧げて

「アーメン」なんてなれない言葉をいいながらも、気持ちはきりっとひきしまり

厳かになり、不思議なものでまるでお正月の参拝のあとのような気持ちになるのです。

神聖さに国境はない。

何か大きなものに抱かれる、恐れ敬う気持ちというのは万国共通で

人間は誰も皆そうやって現実とともに、見えない世界とも一緒に

生きているのだなぁ。と思った教会での時間。

信じる神が違っても、話す言葉が違っても、文化や見た目が違っても

いいじゃないか。どうしてそこに壁を作ってしまうんだろうなぁ。

と、世界が未だ一つになれていない現実に思いを馳せてみる。

そんなことも教会でのお話を通しても考えさせられた聖夜。

 

ともあれ、クリスマスはお店は基本どこも休みで、レストランも休み。

だからみんな家で家族と過ごしますし、おうちで食事をします。

今年は夫の両親が家族の伝統料理のピロシキのようなパイと栗のスープを作って

くださいました。24日は伝統的には菜食で肉類は食べないそうです。

わりと質素な食事をし、翌日25日にごちそうを食べます。

このごちそうも今年は夫の両親が作ってくださって、

丸一匹のガチョウグリル、紫キャベツのワイン煮、ジャガイモの団子という

ドイツの伝統料理をいただきました。こういう伝統と風土に根ざした料理

というのが私はとても好きです。

そこには菜食とか肉食とかそういうジャンルを超えたなにか人間らしい

暖かみと智慧を感じます。理論や倫理を越えたところにある料理

というのが伝統料理なのではないかと思うのです。言葉にするとややこしい

ですが、とにかく伝統料理はいいなぁ!

 

そういえばクリスマスの贈り物がサンタクロースからやってこないのも

ここ数年の我が家のスタイルとなっています。ドイツではサンタクロースは

伝統的にはクリスマスにやってくるものではないそうです。

12月の初旬にセントニコラウスの日というのがあって、そのときに

みかんやクルミをもらったりするのがサンタクロースの日なのです。

なので我が家ではクリスマスのプレゼントは家族の中でおくりあいます。

子供も大人もそれぞれ家族皆に宛てて贈り物をおくっています。

手作りする子。買い物する子。いろいろですがそれもまたこの時期の

楽しみ。

今年は4歳の息子に水彩の道具を送りました。上の子達はずっと幼い頃に

この水彩の時間を楽しんできたので、「私も!」「ぼくも!」と結局

クリスマスの翌朝はみんなでじっくり水彩の時間となりました。

これがまた気分は書き初め=)静かな中でじっくりと気持ちのいい時間です。

面白かったのは、12歳の息子が渦巻きの模様を描いたこと。

シュタイナー幼稚園に通っていた上の子供たちはクリスマスの時期には

特別な儀式をやっていました。うずまきの道をろうそくを

もって歩くのですが、この時期の象徴的なモチーフが渦巻きなのです。

すっかりそんなことも忘れていた今日このごろ、す〜っとためらいもなく

自然とにじみ絵の色の中で渦を描いていく彼の姿に、子供の中に培われた

あの頃の体験の大きさを感じました。

幼児期に蒔かれた種が育っていることを感じられた嬉しい体験でした。

 

そうこうしてあっという間に正月の三が日が過ぎていくように

クリスマスの3日間が過ぎていきます。

家族とすごし、静けさを味わいながら、近くにある愛を感じ、

遠くにある愛に思いを馳せる。

仲間と集い、再会し、ゆっくりとした時間をもつ。

お節をつつくかわりに、たっぷり用意してあるクッキーやケーキをつまみ

ながらゆったりとした時間を過ごす。

そういえば、お節料理というのは日頃忙しく台所を駆け回る主婦の為に

正月3日くらいはゆっくりできるように保存のきくものを詰めて作られた

ものだったのよね?

 

クリスマスがすぎ年末に向かっていくこの時間。

既にお正月を迎え終わったようなすっきりとした気持ちになっているなかで

今年もお節は作らないことにしました。

なんだか暮らしの時間軸がカレンダー通りではなくなってきたみたいです。

暖かな光りと静けさの時間のあとで、残りの時間はゆっくりと

なにもせずに過ごしたいと思っています。

こんなふうに人生に隙間をつくりながら過ごすことの大切さを

ドイツにきてから知ったような気がします。

 

今年も一年ありがとうございました。

来年も皆様にとってよき年となりますようにお祈り申し上げます。

どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クッキークッキー

クリスマスと言えば焼き菓子!

ドイツではシュトーレンと思いきや、我が家ではいろいろな味の

クッキーを用意するのにはまっています。

というのも以前に夫のおじいちゃんから沢山の種類の手作り

クッキーの入った缶を頂いて、すっかりうれしくなってしまい、

この季節はせっせと焼いては缶にストックしてお友達にお裾分けしたり

とクリスマス時期に欠かせない行事となっているのです。

長靴下のピッピのように豪快にせっせと大量のバターに粉を

まきちらしどんどん型抜き出来上がるクッキーも5人の子供たち

そればかりかドイツの大人も大好きだからあっという間になくっちゃうのも

うれしいやら、かなしいやら=)

 

最近ではほとんどビーガンのクッキーを焼かなくなり、そのかわり

オーガニックの新鮮なバターをたっぷり使って作っています。

ドイツでは植物油を多く使ったビーガン仕様の焼き菓子は私の体には

負担に感じられ、それよりは質のよいバターを使ったものを

食べ過ぎないということが一番きもちいいと感じています。

是非ドイツに来たらこの草原を駆け抜けたくなるような新鮮な

バターを味わっていただきたい!(笑)

 

ともあれ、バター使用のクッキーはよく作るのですが、それでも

砂糖には気をつけています。

私の経験上ですが、バターと砂糖を一緒に多く摂るのは随分消化に

負担がかかるなぁと。そして最近は全ての小麦粉をスペルトにしています。

これがまた普通の小麦粉と全然ちがう!食べた後のすっきり感が違う!

これはね、是非自分の体でお試しくださいませ。

ともあれ、甘みを米飴やメープル等の多糖類もしくはミネラルを

多く含む物にしたり、てん菜糖もこちらでは精製されている物ですが

ありますので、すこ〜し使ったり。

特にこちらでは米飴パウダーなるものがありまして、アガベパウダーもある

のですが、それがなんとも重宝しているのです。

普通の動物性食品(卵や乳製品)を使ったレシピでも、

甘みがこのような優しいものだと食べ心地が随分ちがいます。

我が家では最近、卵や乳製品は必要に応じてレシピに取り入れていますが

この甘みの部分でうまくバランス出来ることが多々あると感じています。

それがビーガンとマクロビオティック料理の違いかもしれませんね。

年末年始とごちそうが続くこの時期ではありますが、バランス良く食べて

バランス良く食べないで、元気に新年を迎えたいものです。

 

 

 

 

 

 

光りを待つ時クリスマス

アドベントの時期にはいりもう半分以上過ぎましたね。

ベルリンでは日に日に夜明けが遅くなり、毎朝起きるのが

億劫な季節となりました。

本当に朝の8時くらいまで暗いし、夕方は4時くらいには真っ暗。

そんな時に光りを待つ時クリスマスが訪れるというのは

なんとも自然の摂理に適っているというか、人間の心理に適っていると

いうか。すごいなぁと思います。

 

光りを待ちわびる様に、子供たちは毎年アドベント時期の朝を

待ちわびています。お布団の中にいつまでも入っていたくなる今の

時期に毎朝順番に訪れるアドベントの贈り物は最高の楽しみです。

今までは小さなスリングに日にちが書いてある物を使っていたのですが

子供たちが大きくなるに連れてアドベントの贈り物も大きくなり

今年はリビングの上にオーナメントと一緒にぶら下げる方式にしました。

 

今までは小さな焼き菓子をいれたり、オーガニックのお菓子をいれたりで

喜んでいた子供たちもすっかり大きくなり、そんな子供だましでは

喜んでくれない年齢となりまして=)

このアドベントの贈り物になるようなものを、日頃から耳をダンボにして

リサーチしていました。

「あ〜おれ、消しゴムとペンが必要なんだよね」とか

「このカードゲーム買って欲しい!」とかいう些細な願いも日頃は

聞かないふりをして、アドベントの贈り物に回します。

また一人一人の子供が欲しがっているもの、気にしているものを。

例えば最近はすっかり思春期に突入しつつある双子の坊やたちが

あるときの会話で

「みんな体育のあとにデオドラントを使ってるんだよなぁ。おれも

ほしいなぁ」と行っているのを聞きつけ、しっかりメモ=)

工作好きの子には紙ヤスリや怪我をしたときの為のばんそうこう。

マンガ好きの子には新しい一冊を。

植物が好きな子には小さな観葉植物を。

などなど。

アドベントの贈り物の準備をするのは、まるで一人一人の

子供に光りをあてて行くような作業だなぁとも思うのです。

 

アドベント一日目の朝、リビングに突如現れた贈り物をみて

「またやったの〜ママ〜」と言いながらも包みの外から

中身を予想したり、「俺のが大きい、お前のはどれだ?」なんて

言いあったり、まんざらでもなく喜んでくれるのも嬉しい物で。

ただただ純粋に「天使さんがきたんだね〜!」ってキラキラの目で

喜んでくれるちびっ子達もかわいらしく。

やっぱりクリスマスは光りを待つ時、そして光りの存在が一人一人の

内側にあると確かに感じられる時なのだなぁと嬉しく思います。

 

日本では年末お歳暮で日頃の感謝を伝えますが、

こちらではクリスマスの時期になんだか自然とそういう気持ちに

なるようです。

今年もお世話になってあの人に、お友達に、ちょこっとだけど

自家製の手前味噌を瓶につめて差し上げられるのも、なんだか嬉しい

クリスマスの時間なのです。

 

ハレとケと

気がつけばもう師走。時間が走り抜けていくような気がする今日この頃。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

年末ということで最近はパーティーも多いもの。

子供が通う保育園でも寿司パーティーをやりましょう!ってことになって

わたくしケータリングさせていただきました=)

やっぱりどこの国でもSushiは大人気ですね。今回は巻き寿司と一緒に

皆さんに楽しんでもらえる様に手巻きスタイルで色々な具も一緒にご用意

しました。

こちらは、れんこんてまり寿司。トップにマンゴーや赤かぶをあしらって色鮮やかに。

てまりのお寿司は先日ベルリンで開かれた精進料理ディナー会で日本からいらしていた

鎌倉「不識庵」の藤井まり先生から頂いた寿司のもと乾物ミックスを使用=)

簡単にお寿司を作れて重宝しました。

こちらはほうれん草と味の似ているスイスチャードをほうれん草のかわりに

巻き寿司に入れてみました。

以外と色が綺麗で見栄えがよいのでお勧めですよ。

人参も紫人参や黄色人参をまくととっても綺麗だし味わい深い。

野菜だけでもカラフルで楽しく食べれてしまいます。

こちらでは冬は寒さも厳しく天気も悪く、日照時間もうんと短く

なるので、心がわくわくするような色鮮やかさや、ぱ〜っとうれしく

なるようなスパイス、甘み、味付けが冬にはすごく必要な気がします。

 

また、ケータリングでは酢飯が苦手だったり食べ慣れないお子さん

の為に昆布と塩で炊いた御飯や、ヘルシー志向の方の為に黒米入

玄米と梅酢で作ったマクロビオティックバージョンの酢飯も用意したり。

お子さんのシュガーフリーに気をつけてる方もいらっしゃるから酢飯は

アガベシロップで甘みをつけたりと、酢飯ひとつでも工夫をこらして。

それにみなさん醤油だけでは味や食感が物足りないので、様々な

ディップを用意しておくとか。

色々な嗜好や年齢に合わせて準備するのもなかなか面白い。

ともあれみんな美味しく喜んでもらえたみたいでよかったよかった=)

 

海外に住んでみて色んな違いを知ることで、なるほど〜と思うことや

へぇ!とビックリすることに出会いながら、違いって面白いなぁと

嬉しくなったり、そのなかで工夫することの面白さと出会ったり、

もちろん困難にもぶち当たりながらも台所での日々は続きます。

 

と、自分ちの御飯だけでも手一杯のくせにケータリングまでやっちゃって

めまぐるしい毎日を助けるのはやっぱりお手当やきちんと落ち着いた料理

ですね。

楽しい、華やかな料理や食事も好きだけど、やっぱり基本の御飯は

しっくりじっくり落ち着いたものがほっとします。

時にはしっかり野菜を刻んでマクロビオティックのお手当スープを

作ったりするのも自分メンテナンスに大事な時間。

お料理を人に食べてもらうなら、まずは自分がきちんと整っていないとね。

そこは忙しい年末でも結構大事にしています。

ちょうど日本のカボチャを頂いていたので貴重なこのカボチャで

甘い野菜のスープを作りました。しみじみ体にしみ込むおいしさでした。

 

そんな風にハレとケのバランスを楽しむのも台所の面白い所。

年末年始のおいしい御飯に素敵な食事、それと共に

たんたんと作り続ける家庭の味も大事にしながら質素と華美の

両方を楽しんでいきたいと思います。