母の日でした。

今年もやってきた母の日。

感動的だったブラジルで初の母の日だった昨年。

今年は前日から「明日は母の日だよ!」と宣言されていたので

ちょっとわくわくしていたのですがこれがまた

姉弟それぞれの個性が見えるお祝いとなりました。

 

まずはやっぱり律儀な双子のあおくん。

前日から「ねぇママ、明日何時に起きたい?目覚ましかけて

一緒に起きるからさぁ」と朝一のプレゼントを狙います。

時間を伝えたのに結局私が目覚ましよりうんと早く起きてしまって

台所でがさごそしていると、はたっ!と目を覚まして

早速台所にやってくるあおくん。

「ママ〜時間より早いじゃ〜ん」といいながらも、既に背中に

プレゼントを隠してある様子。

「はい。母の日おめでとう!」といって嬉しそうにプレゼントをくれました。

最近学校で真剣に取り組んでいたクロスステッチのしおりと素敵な絵。

いやぁやっぱりうれしいですね。こういうのって涙腺ゆるみますね〜

そしてそれを横目で見ていて「私も!」と現れたのは次女。

「はい!」っていって威勢良く渡されたのは自作の詩。

頭文字をあわせると「ひ、と、み」になるように仕組まれておりました。

いやぁ〜これまた感激。

嬉しくってついつい主人に自慢。そのときふと気がついたのは

後の二人はどうした?と。

でも後の二人、つまり長女と双子のみどりは何食わぬ顔でいつもの

朝を迎えておるようで。

「はぁ、そうですか。まぁそれはそれで。」ってなかんじで

去年と随分違う母の日だけど、まぁいいやって思っていると。

その日の午後になにやら台所で次女と長女がどたばたしています。

何事かと思うと,二人でケーキ作りに取り組んでいるではないですか。

前から作りたいから材料買っといてって言われてたあのケーキのようです。

本物の!レアチーズケーキです。豆腐とかじゃないんです=)

はい。長女はアンチもどき料理なのです。もどきが大嫌いなのです。

ともかく、いつしかどたばた料理も静かになって夕飯のあとには

いよいよあの本物レアチーズケーキを頂きました。

「ママ、これブログにのせてね!上手に作ったんだから!」と

言われたものの、いざカットしてみると「下が固くて切れない。。あ、こわれた。。」なんて

ハプニングが続きまして、まるでローマ遺跡崩壊のような見た目のケーキに

なったのですけどそれはそれで楽しく、おいしく。

そして私にくれた一切れは一番きれいに切れた物を

くれるという心遣いもうれしく。

あんなに張り切ったのにぐちゃぐちゃになったケーキに半笑い、半泣き。

でも結局みんなで大笑い。あぁ善きかな、楽しい我が家。

ともあれ皆すっかり満腹でそろそろ眠りにつこうって頃になって

寝室にやってきた坊やが一人。

そうです。みどくんです。

我が家では色んな家事を子供たちと分担しておりまして、家事のサイクルが

二ヶ月単位でかわるシステムになっているのですが

5月からは双子のみどりがお洗濯取り込む、畳む、その人の部屋まで持っていく、

の係になっていました。

一応係は決まっているのですけどね、やっぱりそう毎日うまくいく

もんではありませんよ。「洗濯係が遊びにいっていません!」という

事態も頻繁で、「洗濯物係がソファに取り込んだ洗濯物をためていて

はくパンツが見当たりません!」という苦情もしばしば。

そして当の洗濯物係は「だっておれ一人で毎日なんてやだよ〜」って

それを皆で当番で回してるんでしょ!って基本的にこの

お手伝いシステムが理解できてません発言もあったりして

これまた毎度一悶着なのですが。

それがね、母の日の夜にもう寝ようかと思ってたら寝室を

「コンコン」とノックするわけですよ。そんで「どうぞ」って

いったらなんとまぁ、洗濯物を畳んだ山をもってみどりが部屋に

入ってくるではありませんか!

洗濯物係になって一週間ちょっと。実はこの日が初めて

畳んだ洗濯物を部屋までもっていく。という終いまでを

やり遂げた日となったのでした。

それにはついつい「おぉ。。。!洗濯持ってきたの?すごい!」と

マジで褒めてしまいました。

すると案の定嬉しそうに鼻を膨らましながら何も言わずに

部屋を立ち去るみどくん。

母の日最後の贈り物はこんな形でやってきたのでした。

という訳で、母にとっては子供の成長がなによりの贈り物なんだなぁと

しみじみ嬉しい今年の母の日なのでありました。

 

 

 

麹作りinBrazil

そういえば甘酒を食べれなくなってもう

かれこれ2年ほど。

ブラジルに来る時に甘酒は持って来れなかったし、麹を

ちょっと持ってきたけどもったいなくて甘酒には使えず。

前回日本から一つだけ甘酒かって帰ったけどまだもったいなくて

食べれず=)

でもね、麹を作ってみたい!とおもい麹菌を買ってブラジルに

帰ってきたのだぁ〜!

そんで今旦那さんが出張中で暇なのでやってみまひょ、ということで

やりました。麹作り!

といっても日本のように温度管理出来る物が簡単に手に入らないし

発泡スチロールの箱でさえスーパーでもらえる訳もなく

(ブラジルでは魚など殆ど売ってないから)ましてや売ってる所

みたこともなく。

なんとか家にある物でやってみることに。

というわけでクーラーボックスをクーラーでなくて保温でつかうことに。

そして肝心の麹の作り方ですが、こちらは日本にいた時に

布作家で種まき人の早川ユミさんにお会いした時に

「私もブラジルで麹作りたいんですよ〜」なんて話したら

「私の新しい本に簡単な作り方のってるからやってごらん〜」って

おっしゃって下さり、ご親切に本まで送ってくださり、ただいま熟読中の

こちらの本から作ってみました。

種まきびとの絵日記 はるなつあきふゆ 著者 早川ユミ

ユミさんのこのご本ではざっくりしたレシピを手書きのイラストで

書いて下さっていてわたしにはぴったり。

そのほか田舎暮らしの季節の色々がたっぷりと絵日記スタイルで

描かれておりブラジルで読みながら美しくたくましい日本の田舎暮らし

に思いを馳せる日々なのです。ほんとこの本、おすすめです。

 

ともあれ麹初心者。難しいことぬきにしてやってみましたよ。

この難しいこと抜きってとこが肝心=)

うまく行くのかちょっと不安も有りましたが試しに1キロ仕込み

ました。

ユミさんはお米が入ってる厚手の紙袋のような物のなかで

麹を作ってらっしゃるのですがここにはないから

パン屋さんでもらった出来るだけ厚めの紙袋を再利用。

1キロのお米の半分は紙袋で,半分はこれまた今回の

日本行きの戦利品。発酵マシーンを使って保険をかけてみました=)

このタニカのヨーグルトメーカー我が家では納豆作りにも

活躍中で海外在住者には結構便利じゃないかと思います。

米を浸水して、水揚げして、蒸して、菌をまぶして毛布にくるんで

保温すること48時間。

途中で何度が手入れして完成。

保険のつもりの保温機もさすがブラジル、途中で嵐がやってきて

停電して止まってしまったりというハプニングもありつつ、なんとか

麹の甘い香りが漂ってまいりました!やった!

クーラーボックスならぬ、保温ボックスと化したボックスは

日中暑くなる車の車内に蓋を開けて入れておいて,そのなかに

バスタオルにくるんだ紙袋の麹を入れて保温。夜は寒くなるので

暖まったボックスの蓋を閉じてお部屋の中へ。

するとふわふわの菌がびっしり!それをほぐしてさらに15時間ほど。

こちらの紙袋のほうは最初の保温はあまりうまくいかなくて

もうだめかなぁっておもったけど、日中の車保温で復活!

あともうちょっとで完成の予定です。

あぁ嬉しいなぁ初の自家製麹!

ドイツから旦那さんが帰ってきたら早速みんなで甘酒で乾杯だぁ!

 

それにしても、今回麹を作ってみて思ったのだけど

なんだか赤ちゃんとの暮らしのようだなぁと。

蒸し上がったお米に麹菌をまぶす時にはついつい

口をついて歌が出てきてしまって。子守唄的な?

そしてしっかり毛布に来るんで暖かくしてあげて

時々布団から出して手を入れてあげて、そこでも

ちょいと声をかけたりして。

またしっかり毛布にくるんで。ってこの包む、くるむって

いう響きがなんとも愛おしいじゃないですか。

日本語っていいなぁ。

そうこうしているうちに麹になっていく。

暖かさと響きの中で育っていくんですね。

なんだか感動。

 

今回もいろいろな発見がありました。ビバ日本伝統食文化!

 

 

記憶の中で

先日私がユニオを出産した時にお手伝いしてくれた

助産婦のラリッサと話をしていた。

私達は偶然彼女の家の数件となりに住むご近所となり

彼女の子供二人も我が家の子供と同じシュタイナー学校に

通わせていることから会う機会も多く親しくなった。

ラリッサの家の坊やとうちの双子が今やマブダチで毎日

彼女の家で遊んでいて、そのときに子供たちが話していた会話を

聞いていたラリッサがそのことを教えてくれたのだった。

 

出産の時双子達がどう思ってたか。

こんなこと本人達は以外と私に話してくれない。

一体どんなこと思ったのかと思えば、

「俺たちお母さん死んじゃうと思ったよ〜だってさ、すんごい叫んでるし

痛そうだし、こわかったぁ〜」

だと=)

ラリッサも可笑しくて笑ってしまったそうで。

私もその話を聞いて笑ってしまった。

 

普段はひょうひょうと遊んでばかりで、いろんなことを体験したって

別にそれを言葉でいつも伝えてくれる訳じゃない。

だからこそ、ぽろっと子供同士で遊んでる時に

「お母さん死んじゃうかとおもったよ〜」なんて話してくれたのが

なんか嬉しかった。

言葉にしなくたって心感じていることはいろいろあるんだよね。

それは出産という特別な瞬間でなくてもきっと

日頃からいろんなことを感じたり思ったりしているんだよね,子供って。

というか、誰でもそうか。

でも子供のほうがそれを言葉として外に出せるまでに時間がかかるよね。

出来事と自分との距離がしっかり離れるまで、消化できるまでは

言葉にできないもんね。

ユニオが産まれて1年半以上が過ぎて、やっとあの日のことが

言葉になったんだなぁって感慨深く。

怖っかったにしろ、死ぬかと思ったにしろ、今生きて暮らしてるから

良いじゃん。

そうやって命がけで産まれてきたいのちを

一緒に感じられてよかったな。そしてそうやって

あなたたちも産んだんだよって心で密かに思いながら

いたのでした。

 

 

 

 

春来たり

四月、何かウキウキ新しい始まりのとき。

こっちはただ今秋に突入し朝晩冷えるようになってきました。

それでも日本の友達から桜が咲いてるとか

入学式だとかきくとやっぱり日本の春の気持ちがよみがえって

くるもんで。

新学期気分で私も気がつけば新たな挑戦に。

 

というのも、

ユニオはなんちゃっておむつなし育児をしているのですが

基本は布おむつ。お出かけや天気が悪い日が続いておむつが

乾かないときは紙おむつを使って。という感じでやっていて

生後1ヶ月くらいから朝起きたら一緒にトイレに

座る,というおむつなしを実践してたのです。

5人目にして初めてのおむつなし育児。赤ちゃんがトイレで

うんちするってどんな感じなのかな?なんて思ったのですが

タイミングが掴めてからはちゃんとトイレでうんちするんですね。

これには驚きましたよ〜

ともあれ、

朝はトイレで用をたし、日中も何度か連れて行っておむつ洗うのが

すごく楽だったという時期が数ヶ月続いていましが、

生後半年のころに離乳食を始めてから

またタイミングが変わってなかなかうまくいかなくなったり。

苦戦もしました。

生後10ヶ月でよちよち歩くようになるともっと難しくなり!

どういう訳かおむつでしちゃう方が好きっていうかんじに

なってしまってトイレに座ってくれなくなったのでした。

もうこのころにはおむつなしは諦めるかぁ,と思っていたのですが

まぁなんちゃってだし気楽に時々つれていったり、

話しかけたりして一才をすぎ。

それでも相変わらず変化なしの低迷期。

おむつ基本、時々うまくいくとトイレで大きい方ができる。

位の感じで私がなにげに期待していた1歳でおむつがとれたら

いいなぁという淡い期待はあっけなく吹き飛びました;)

子育ってて奴はいつも思い通りにならないもんなのです!

 

でもやっぱりおむつは早く卒業させたい。

というわけでこの2月に日本に行った時に沢山トレーニングパンツ

をかってきていよいよこちらでパンツライフをはじめました。

ユニオ1歳5ヶ月。

それでもパンツだとおしっこ漏らしちゃうんですよね。

で、なんども何度も床を拭き、話しかけ。

そこで私は意を決しましたよ。

この日本で桜咲き乱れる四月に。

新学期気分でいっそのこと、パンツなしにしちゃえ!と

(若干こじつけではありますが。。)

 

ちょっと肌寒い秋のブラジルお尻丸出しはちょっと

寒そうなのですが、これがまた効果大!

始めはお漏らしばかりだったのですが、一週間もすると

ちゃんと教えてくれるようになったのです〜

ぱふぱふ〜どんどん!やりましたよ!

もう私の心は季節外れの阿波踊り状態でしたよ!

赤ちゃんがトイレでおしっこ出来たことがこんなにうれしいなんて!

もちろん家族全員トイレに呼んで,拍手喝采。

はい。親ばかです。=)

 

ともあれ、こうやってどんな大人も、もちろん私も

すっかり大きくなってしまって我が者顔の年頃のお姉ちゃん

お兄ちゃん達だっておむつをしてたころがあって、

みんなに助けられていつしかおむつが外れるようになって。

そうやって沢山の人に見守られて、喜ばれて成長したんだなぁと

思うと育ってくれてありがとう。育ててくれてありがとうと

思わずにいられないのでした。

 

いいもんですね。春って。

 

とはいえトイレ成功率は100パーセントという訳にはいかず

床を拭く日々は続いておりますが

この小さな,大きな一歩が嬉しいのでした。

 

 

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まだまだ好評掲載中です。幻冬舎plus「日登美のブラジル食便り」

今回はブラジルの梅、ハイビスカスのお話です。

ブラジルでは梅干しかわりにハイビスカスの塩漬けの漬け物を

食べるんですよ〜

よかったらこちらも是非ご覧くださいね!

 

 

 

 

 

お母さんとクーヨン

私が人生で壁にぶつかったり,悩んだりしていると

母はよく

「いいのよ、とにかく今は先の事を考えないで目の前に

あることだけ一生懸命やったらいいの。」と言ってくれました。

母は普段私達に何か教えようとしたり、格言めいたことを

言ったりするタイプではありません。昼のワイドショーをみて

連続ドラマを見て、スーパーに買い物に行ってお夕飯を作って

子供や夫の帰りを待っているような普通のお母さんです。

だけど今思うと,人生にぶつかり不安になり悩んだ時に

いつも母は「大丈夫、なるようになるから。」と言っていたのを

思い出します。

母から「どうしよう。困った。」とネガティブな発言を聞いた試しはなく

何かのせいにして「あのせいでこうなった!」なんていうことも

そういえば聞いたことがないのでした。

それでもやっぱり家族で暮らしていれば色々大変な時期というのは

あって、今ではそれも家族みんなの笑い話ですがその当時は

母も終わらないトンネルのように苦しい思いをしたのだと思います。

それでも人生は形を変え、波を乗り越え、いつか

何処かにたどり着き、また出発していく。

 

それで私も今では口癖が「なるようになる。」=)

そういってブラジルまでやってきました。

しんどい時に、それでもなるようになるんだ。どうにもならない

ことなんてないんだって心から思えるのは

実は母のお陰なのでしょう。

私の母はスーパー普通のおばちゃんで、シュタイナー教育も

マクロビオティックもましてやヨガなんてやりません=)

それでも人生の大事なことはしっかり教えてくれていたんですね。

 

色んな良い考えや教育や哲学があります。

お母さんになると我が子を思う故、そして自分の人生の為にも

よりよくありたいと思い熱心にその哲学に、教育に

耳を傾けることもあるでしょう。

それもすごく大切なことだと思います。

知らないことは罪だとかそんな言葉もありますし、

それでもなお自分らしく,自分の声を聞き、子供の声を聞き

おもしろ楽しくお母さんライフを送っていきたいなぁと

改めて思いました。

普通のおばちゃんでもいい。

シュタイナーもマクロもやってなくてもいい。

幸せに生きていくっていうのが人生の大目的です。

幸せには形も制限もなく、ある意味では幸せには

色んな形があり色んな大きさがあっていいのだと思います。

最近はそんな風にお母さんライフを送っていきたいと

思っている私です。

 

さてそんな私達家族、5月号のクーヨンの表紙をさせていただきました。

よかったらお手に取ってみてください。

子育て第二ラウンドに突入したわたしもいまだに

クーヨンは大事な育児参考書です!=)

 

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今週もアップされました幻冬舎plus「日登美のブラジル食便り」

今回はマンゴーチャツネのお話です。

こちらもどうぞご覧ください!