Brazil

一日

お元気でしょうか?みなさんそれぞれの場所で

どんな秋の始まりをお過ごしでしょう。

ドイツ引っ越しへのコメント、ありがたく拝見させていただいて

おります。そしてブログへのコメントもそれぞれの方にお返事したいので

ありますが追いつかず;)こちらでお礼とさせてください。ありがとう!!

 

ブラジルは初夏の装いのなか、いよいよ引っ越しが近づいて参りました。

連日40°近くなる猛暑の中、引っ越し作業にあけくれておりましたが

昨日から急に涼しくなってあわてて上着を羽織っております。

気まぐれですね,お天気って=)

引っ越しで断捨離も再び。いらないものリサイクル出来るもの,次の方に

渡せるものを仕分けして。大掃除もお決まりですね。

毎日ちょっとずつお世話になったお部屋達をきれいにしていきます。

気持ちがいいものですね。なんか体も心もすっきるするような。

年末の大掃除のような心持ちです。

そしてこちらで出会ったお友達にも最後の別れを合間合間に。

色々大変なこともあったブラジルでの二年ちょっとでしたが、こうして

お掃除して物や場所にお別れの挨拶をして、お友達と絆を深めて

しばしの別れをしてみるとやはり名残惜しく、ありがたく。

ここに来たばかりの頃の自分心境を思い返したり、ここで産まれた

新しい命を振り返ったり。子供の成長に思いを馳せたり。

いろ〜んなことを振り返りながらも新しいスタートに向けて歩いている日々です。

そんなブラジル最後の瞬間に思いを寄せて。詩のシェア。

ブラジルに住み始めた時に書いたものです。なんだか懐かしくて=)

 

では。次回はいよいよ新天地ベルリンからブログを更新しようと思います。

行ってきます!お楽しみに!=)

 

一日

 

しんと冷たい朝の風

澄み切った一日の始まりの空気

まだ星の残る藍色の空が赤く色を変え始める朝焼けの萌え

赤、紫、橙、ピンク、青紫、赤紫

空は一度も止まらずに色を刻々と変化させながら今日という

一日の幕をあける

遠くで犬が吠えている。鳥が空でさわいでる。

遠くに車の走る音が聞こえてる。

なんてすばらしい朝。

 

空に浮かぶ雲を見つめる。

今日の雲はどんなかな。

羊のような雲の大群、既に入道雲もあがってる

筋のような薄い雲、雲一つない果てしない青空。

空は高く,広くどこまでも

浮かぶ雲は一日を新しく思い描かせてくれる。

子供たちは雲の中に何かを見つける。

これは動物、あれは飛行機、

ただぼんやりと目に入るものを見ているだけでも

世界は私たちの想像の国を膨らましてくれる。

 

珍しい鳥を見つける。

色鮮やかな緑に黄色。

可愛い虫をみつける。

今朝咲いた花を見つける。

昨日より大きくなってる果物を観察する。

牛の大群に出会う、番犬と追いかけっこをしながら車を走らせる

毎日のなかに描かれる世界の美しさ。

 

じりじりと焦げ付くお日様の強さ

水の中の冷たさ

裸足で草の上を歩く

裸足で砂利道を帰ってくる

湿った空気を感じる、雨雲の遠く押し寄せるのを見守る

風が強く吹く

雷が近づいてくる

びりびりと全身で感じる地球の力

 

暖かな土の匂い

やわらかな雨の匂い

優しく強く現れるお日様の光

くすぐったい虫の動き

体にしみ込むような地球のあたたかさ

 

空の果てを越えていく鳥達の群れ

空に翻る鳥達といっしょに感じる瞬い夕方の風

なびく木々と奏でるざわめきの音

右から左へ、前から後ろへ

乾いた強い風がひんやりと夜を連れて来る

子供たちが坂道を駆け下りてくる

なんて素敵な夕暮れだろう

 

オレンジの光の中で

玄関にうずくまる犬達

生温い家の中と,整然とし始める外の空気とが

交差する空間

心地よい疲れと空腹をなでるような

匂いのする我が家

 

動から静へと移り行く時間

しんと静まり返ったリビング

一日の疲れを物語るテーブルの上

くたびれた洋服、立てかけられた鞄のしなる様

こびりついた御飯粒

おつかれさま今日も一日

 

夜中に降り始める雨の音

大地も今日の疲れを癒す

しとしととやさしく地面をたたく

落ち着いた夜空の匂いがやってくる

あぁなんて素敵な夜だろう

 

心配することはなにもない

ぐっすり眠ろう朝になるまで

 

8年生劇と新たな旅立ちのご報告

長女がシュタイナー学校に通うようになって8年がすぎました。

とはいえ、日本でのシュタイナー生活が4年。

引っ越しにともなって2年半東京の公立に通いながら週末のみの

シュタイナー学校に通い、再び引っ越しにてブラジルのシュタイナー

学校に編入して早2年。様々な紆余曲折がありました。

こんな選択に色々悩んだ時期もありました。

そんなつぎはぎだらけの旅路ではありましたが日本のお友達よりも

1年遅れて今ブラジルで8年生を迎えています。

シュタイナー学校では1年生から8年生まで同じ担任の先生でクラス替えなし。

8年間を一貫として教育が行われます。その総仕上げというべき最後の

大イベントに8年生劇というのがあります。

 

私達も日本にいる間に何回か上級生達のお芝居をみせていただきました。

まだ一、二年生だった長女をみながらいつかこの子達もあんな風に

大きくなって思い切りお芝居をするときがくるのかなぁなんてぼんやり思った

ものでした。そうして人生の荒波を乗り過ごしながら,私達なりの

旅路を経てとうとう長女がブラジルという土地で8年生劇を迎えることに

なったのはなんだか私にとっては夢か幻のようにおもえるのです。

 

ともあれ、昨日3日間続いたお芝居の最終日を迎えました。

毎日違う配役、毎日違うテンション、リズム、雰囲気。

興奮と緊張の中始まった初日から毎日新しいお芝居をみせてくれた

8年生達。

日本でみていたそれと言葉こそ違えど空気は同じでした。

若さの情熱と、勢い。個性と協調。青春と旅立ち。

成長と葛藤。緊張と快感。命の輝き。

こどもたち一人一人がそれぞれにそれぞれの役の中で輝き、

精一杯その役に命を吹き込むことで役を演じきり、その物語りの

時代を生き、その人物の人生を生き、そのなかで彼らは

一体何を感じ、何を体験し、何を見ていたのでしょうか。

若くしなやかで繊細でもろく強くこれからの人生の荒波を行きていく

若者達。私もかつてはそんな存在だったのだなぁ。

いやいや、いまでもそんな存在なのかもしれません。ただそこに

ちょこっと経験という積み重ねがあるだけなのかもしれません。

けれど確実に我が娘もいよいよこの荒波を生きていく年になったのだと

そういう風に感じました。

8年生という時期になったのだと。

 

ここまで来るのも簡単な道ではありませんでした。

異国での新しい学校生活、言葉も文化も違う人たちのなかで

アイデンティティを模索する日々。いや、アイデンティティなぞ

確立すらされていなかったあの頃に大海原に投げ出されたような

気分だったでしょう。

今でもまだまだ苦しい航海は続いていることでしょう。

8年劇に向い合うという気持ちになるまでの葛藤、

「やりたい、やりたくない。がんばりたい。がんばれない。」

いろんな思いを抱えての日々だったと想います。

だけどとうとうやり遂げられた長女の姿をみて、どんな道をたどってきたに

しろ、どんな思いを抱えているにしろ、拍手を贈りたい気持ちに

なりました。「お疲れさま、よくがんばったね。」と。

まだまだ人生の航海は始まったばかり。劇が終わって全てが終わる

訳はないけれど、確実に何かの終わりと始まりになった気がします。

どうかこの若い命達がよいよい未来を生きていきますように。

よりよい未来を築いていきますように。

そして、私達家族もまた8年生劇を終えた長女の旅立ちと時同じく

して、再び旅に出ることになりました。

二年ちょっと住まわせてもらったブラジルの土地を離れ

主人の古郷ドイツに引っ越します。

ブラジルに旅立つことを決めた時、その先にどんな未来が待っているか

想像もしていませんでした。

そして縁あってドイツに旅立とうとしている私達にどんな未来がまっているか

やはり私達は知りません。

それでもあの時と同じように来るべきときがやってきて、行くべき場所が

再び目の前に現れた。その流れに素直に進んでいこうと思います。

 

そんなわけで年末までにはドイツでの新しい暮らしがはじまります。

さて、どんな毎日が待っているのでしょうか。

今後もブログでも綴っていきますのでどうぞよろしくおねがいします。

 

 

 

 

Coconuts everyday!

こちら毎日30度越えの暑〜い日々が続いております。

ブラジルの季節は春?なのにね。何か今年は暑いです!

そんな時にうれしいのがココナッツウォーター。

ここ最近我が家は毎週末に青果市場のマーケットにいって

一袋10個入のココナッツを買っています。

こんな風に八百屋さんやら、チーズ屋さん,ソーセージ屋さんにまぎれて

ココナッツ屋さんがあります。

そこでベビーカーを押しながらココナッツを一つ割ってもらって

チュ−チューのみながら買い物をします。

こちら1個2レアル。だいたい60円〜70円の間でしょうか。

安い!

飲んだらまたお店に戻ってココナッツを半分に割ってもらって

ココナッツミートを食べるのがまたおいしい!

わたしもおちびもこれにはまってしまっております。

中身はこんな風になってます。

しかもスプーンとかついてくる訳じゃなく、

ココナッツの皮をそいでスプーンを作ってくれるんですよ

そのラフさがまたナイス!

こんな感じでばくばく食べます。

すっかりココナッツがお気に入りになってしまったうちのおちびさん。

毎日お父さんにココナッツを割ってもらって

おいしそうに飲んでいます。

いまではココナッツミートを自分ですくって食べる

ようになりました=)

この姿がかわいい=)

そんなわけで我が家では毎日がココナッツ。

ただし妊婦の私には南国ブラジルにいてもココナッツは

体が冷える感じがするので控えめに。

南国のフルーツ天国ではありますが、

毎日夏日でものすごく暑いのではありますが、

日本人の私にはやっぱり適量があって、それ以上は食べられない。

ココナッツを通してマクロビオティックの陰陽を

体で実感できたのもなかなか面白い体験でした=)

 

6人目!

長い間ブログをお休みしてすみませんでした。

皆さんお元気でしょうか?

実はわたくし、6人目の赤ちゃんを授かりましてここ数ヶ月

過去最悪のひど〜いつわりと格闘しておりました。

ようやく安定期にはいりもう終わることが無いかと思われるほど

酷かったつわりがけろっとなおって(人間の体って不思議ですね!)

晴れて皆様にご報告です。

 

まさか自分がこんな子だくさんのお母ちゃんになるなんて夢にも

思いませんでしたが=)これで人生最後と思って?!

妊婦ライフ楽しもうと思います!ブログのほうも更新は遅くなるかも、

ですが復活しますのでよろしくおねがいしますね。

 

それにしたって、異国でのつわりってきついですね〜

今回は死ぬかと思いましたよ。ほんと。こんな酷い思いをしたのは初めて。

しかも今そばが食べたい!絶対ゆでとうもろこしが食べたい!なんて思ったって

売ってないんだもの〜車で何時間も走れば一応ありそうですけどね、

我が家からは遠くて。かといって日本にさくっと里帰りできる距離でもなく。。

とほほ。

でもね、今回のようなピンチのときこそ家族の力がぎゅっと集まって

ありがたい事に主人にこどもたちに、うんと助けてもらいました。

これを機会に今のところ末っ子のちび君は卒乳。そして一緒に添い寝してたのも

お姉ちゃんの部屋で寝るようになり、自立への道を歩き始め。

いろんなダイナミックが動き始めた我が家。

やはりピンチはチャンス。難ありすなわち有り難し。ですね。

マクロビオティック万歳!なんちゃって。

 

ともあれ、無事に5ヶ月が過ぎて安定期になりここ数ヶ月

大変な時期をがんばってきた家族と自分へのご褒美もかねて

ブラジルのビーチに遊びにいってリフレッシュ。

海ってすごいよね。ヒーリングですよ。これは。

海に浸かってるだけで、波を感じるだけで,潮風にあたるだけで

何もかもが浄化され。あれ放題だったお肌はしっとりぴかぴかに。

ちょいと日焼けをしすぎた感はありますがとってもチャージされました。

自然ってこうやっていつでも絶え間なく私達に与え、けれど時に無情にも

全てを奪い、ただそこに在るのだなぁと。

でもそれがとてもありがたいなぁ、命なんだなぁと思っていました。

ブラジルでの大自然の暮らしのなかでさえ、日々のルーティーンの中で

ついつい感じることより暮らしをこなすことにフォーカスしてしまいがちな

のですが、時にはやっぱりこうやってただ自然の側で、海や土や

お日様や火を感じる瞬間はとても大事だなあとも思った久しぶりの家族旅行

でありましたとさ。

 

どしゃぶり

この間、子供を友達の家から連れて帰る途中で土砂降りに。

車内から外を見ると

「なぬ!」

バス停で急に降られて困ってる人がなんとその辺に

おちてたヤシの木の皮をかぶって雨をしのいでいました。

(写真向かって左、茶色いものをかぶってるのが木の皮で雨をひのぐ人。

垂れ下がったヤシの葉がまるで恐竜のしっぽみたいです=)

う〜ん、笑えるけどナイスアイデア!

ブラジルの雨は突然な上にかなり大量に降るので

折り畳み傘くらいは常備しておいた方がいい。

だけど、その辺にあるものでなんとかならなくもない。

教訓になりました=)

週末

週末はいつもの買い出し。山のように買ったオーガニック野菜

たちが散らかる日曜の台所のカオス。

狭い台所がさらに狭く;)

しかもこの散らかりっぷり=)

だってさ、7人家族でしかも今日は子供の友達が泊まりにきてるし

昨日は朝ご飯用にパンを一キロ捏ねて、

昼は自家製のグリーンカレーペーストで手抜きしちゃうけどさ。

それでもおやつにキャラメルポップコーンを作ってくれなんて

言われてさ!その上これから来週の食材仕込みもするんだからさ。

って言い訳させていただいて。

さ、がんがんいきますよ。

今日のノルマは冬のブラジルに欠かせない自家製ラーメンのスープに

入れる万能味噌のベースになる香味野菜のペースト。

そしてこの美しき,大根葉と人参葉さんたちを下茹でしたり

なんてったって、ブラジルでこんな元気な大根葉に

人参も葉っぱつきで売ってくれるなんてありがたいよねぇ。

とくに秋〜冬、人参の葉っぱは肺や大腸のエネルギーをサポート

してくれるし、大根の葉はミネラル,カルシウムも豊富だし

捨てる訳にはいきませんものね。

そして最近の我が家のブーム、マンジョカ(タピオカの原料)

というごぼうより太い根っこの野菜を圧力鍋で下茹でしておきます。

そうして冷蔵庫にいれておくと揚げ物したい時にとても便利。

これがゆでると黄色くほくほく、ジャガイモとサツマイモの

間のような味になるの。ブラジル料理のフェジョンという豆の煮込みを

食べる時にこのマンジョカのフライを添えて食べるのが最高に美味しい!

そんなわけでブラジルにきてからはジャガイモよりもマンジョカを

よく食べます。身土不二ですかね。

しかもね、これちょっと皮に切れ込みをいれるとつるっと

むけちゃうの。面白いね。この作業も好き。根っこのようで枝のようで

なんとも不思議な食べ物ですね。

こういうその土地ならではの野菜っていうのが私はとても好きです。

そんなこんなでおおわらわの台所はさておいて

気がつけば我が家の庭には近所の子供たちも大勢集まって

アボカドの木登りがはじまり。

結構背の高い木なので、落ちないでねぇ〜と見守りつつ。

そうなるとやっぱり、ただ今鈴なりのアボカドを収穫したくなる

わけで、アボカド狩りが始まりました。

「こっちもちょうだい〜おっきいのとってね〜」

なんて言いながら下でアボカドを受け取る人

「お〜いアボカド落とすぞ〜下にいる人注意!」なんて

いいながら木のてっぺんのほうから叫ぶ人。などなど。

いろいろですがみなさん抱えきれないほどのアボカドを収穫し

お猿のように木登りを満喫し暗くなるまで遊んでいましたとさ。

こうして慌ただしくも楽しく週末の夕暮れは

どっぷりと更けていくのでありました。

 

 

 

 

麹作りinBrazil

そういえば甘酒を食べれなくなってもう

かれこれ2年ほど。

ブラジルに来る時に甘酒は持って来れなかったし、麹を

ちょっと持ってきたけどもったいなくて甘酒には使えず。

前回日本から一つだけ甘酒かって帰ったけどまだもったいなくて

食べれず=)

でもね、麹を作ってみたい!とおもい麹菌を買ってブラジルに

帰ってきたのだぁ〜!

そんで今旦那さんが出張中で暇なのでやってみまひょ、ということで

やりました。麹作り!

といっても日本のように温度管理出来る物が簡単に手に入らないし

発泡スチロールの箱でさえスーパーでもらえる訳もなく

(ブラジルでは魚など殆ど売ってないから)ましてや売ってる所

みたこともなく。

なんとか家にある物でやってみることに。

というわけでクーラーボックスをクーラーでなくて保温でつかうことに。

そして肝心の麹の作り方ですが、こちらは日本にいた時に

布作家で種まき人の早川ユミさんにお会いした時に

「私もブラジルで麹作りたいんですよ〜」なんて話したら

「私の新しい本に簡単な作り方のってるからやってごらん〜」って

おっしゃって下さり、ご親切に本まで送ってくださり、ただいま熟読中の

こちらの本から作ってみました。

種まきびとの絵日記 はるなつあきふゆ 著者 早川ユミ

ユミさんのこのご本ではざっくりしたレシピを手書きのイラストで

書いて下さっていてわたしにはぴったり。

そのほか田舎暮らしの季節の色々がたっぷりと絵日記スタイルで

描かれておりブラジルで読みながら美しくたくましい日本の田舎暮らし

に思いを馳せる日々なのです。ほんとこの本、おすすめです。

 

ともあれ麹初心者。難しいことぬきにしてやってみましたよ。

この難しいこと抜きってとこが肝心=)

うまく行くのかちょっと不安も有りましたが試しに1キロ仕込み

ました。

ユミさんはお米が入ってる厚手の紙袋のような物のなかで

麹を作ってらっしゃるのですがここにはないから

パン屋さんでもらった出来るだけ厚めの紙袋を再利用。

1キロのお米の半分は紙袋で,半分はこれまた今回の

日本行きの戦利品。発酵マシーンを使って保険をかけてみました=)

このタニカのヨーグルトメーカー我が家では納豆作りにも

活躍中で海外在住者には結構便利じゃないかと思います。

米を浸水して、水揚げして、蒸して、菌をまぶして毛布にくるんで

保温すること48時間。

途中で何度が手入れして完成。

保険のつもりの保温機もさすがブラジル、途中で嵐がやってきて

停電して止まってしまったりというハプニングもありつつ、なんとか

麹の甘い香りが漂ってまいりました!やった!

クーラーボックスならぬ、保温ボックスと化したボックスは

日中暑くなる車の車内に蓋を開けて入れておいて,そのなかに

バスタオルにくるんだ紙袋の麹を入れて保温。夜は寒くなるので

暖まったボックスの蓋を閉じてお部屋の中へ。

するとふわふわの菌がびっしり!それをほぐしてさらに15時間ほど。

こちらの紙袋のほうは最初の保温はあまりうまくいかなくて

もうだめかなぁっておもったけど、日中の車保温で復活!

あともうちょっとで完成の予定です。

あぁ嬉しいなぁ初の自家製麹!

ドイツから旦那さんが帰ってきたら早速みんなで甘酒で乾杯だぁ!

 

それにしても、今回麹を作ってみて思ったのだけど

なんだか赤ちゃんとの暮らしのようだなぁと。

蒸し上がったお米に麹菌をまぶす時にはついつい

口をついて歌が出てきてしまって。子守唄的な?

そしてしっかり毛布に来るんで暖かくしてあげて

時々布団から出して手を入れてあげて、そこでも

ちょいと声をかけたりして。

またしっかり毛布にくるんで。ってこの包む、くるむって

いう響きがなんとも愛おしいじゃないですか。

日本語っていいなぁ。

そうこうしているうちに麹になっていく。

暖かさと響きの中で育っていくんですね。

なんだか感動。

 

今回もいろいろな発見がありました。ビバ日本伝統食文化!

 

 

春来たり

四月、何かウキウキ新しい始まりのとき。

こっちはただ今秋に突入し朝晩冷えるようになってきました。

それでも日本の友達から桜が咲いてるとか

入学式だとかきくとやっぱり日本の春の気持ちがよみがえって

くるもんで。

新学期気分で私も気がつけば新たな挑戦に。

 

というのも、

ユニオはなんちゃっておむつなし育児をしているのですが

基本は布おむつ。お出かけや天気が悪い日が続いておむつが

乾かないときは紙おむつを使って。という感じでやっていて

生後1ヶ月くらいから朝起きたら一緒にトイレに

座る,というおむつなしを実践してたのです。

5人目にして初めてのおむつなし育児。赤ちゃんがトイレで

うんちするってどんな感じなのかな?なんて思ったのですが

タイミングが掴めてからはちゃんとトイレでうんちするんですね。

これには驚きましたよ〜

ともあれ、

朝はトイレで用をたし、日中も何度か連れて行っておむつ洗うのが

すごく楽だったという時期が数ヶ月続いていましが、

生後半年のころに離乳食を始めてから

またタイミングが変わってなかなかうまくいかなくなったり。

苦戦もしました。

生後10ヶ月でよちよち歩くようになるともっと難しくなり!

どういう訳かおむつでしちゃう方が好きっていうかんじに

なってしまってトイレに座ってくれなくなったのでした。

もうこのころにはおむつなしは諦めるかぁ,と思っていたのですが

まぁなんちゃってだし気楽に時々つれていったり、

話しかけたりして一才をすぎ。

それでも相変わらず変化なしの低迷期。

おむつ基本、時々うまくいくとトイレで大きい方ができる。

位の感じで私がなにげに期待していた1歳でおむつがとれたら

いいなぁという淡い期待はあっけなく吹き飛びました;)

子育ってて奴はいつも思い通りにならないもんなのです!

 

でもやっぱりおむつは早く卒業させたい。

というわけでこの2月に日本に行った時に沢山トレーニングパンツ

をかってきていよいよこちらでパンツライフをはじめました。

ユニオ1歳5ヶ月。

それでもパンツだとおしっこ漏らしちゃうんですよね。

で、なんども何度も床を拭き、話しかけ。

そこで私は意を決しましたよ。

この日本で桜咲き乱れる四月に。

新学期気分でいっそのこと、パンツなしにしちゃえ!と

(若干こじつけではありますが。。)

 

ちょっと肌寒い秋のブラジルお尻丸出しはちょっと

寒そうなのですが、これがまた効果大!

始めはお漏らしばかりだったのですが、一週間もすると

ちゃんと教えてくれるようになったのです〜

ぱふぱふ〜どんどん!やりましたよ!

もう私の心は季節外れの阿波踊り状態でしたよ!

赤ちゃんがトイレでおしっこ出来たことがこんなにうれしいなんて!

もちろん家族全員トイレに呼んで,拍手喝采。

はい。親ばかです。=)

 

ともあれ、こうやってどんな大人も、もちろん私も

すっかり大きくなってしまって我が者顔の年頃のお姉ちゃん

お兄ちゃん達だっておむつをしてたころがあって、

みんなに助けられていつしかおむつが外れるようになって。

そうやって沢山の人に見守られて、喜ばれて成長したんだなぁと

思うと育ってくれてありがとう。育ててくれてありがとうと

思わずにいられないのでした。

 

いいもんですね。春って。

 

とはいえトイレ成功率は100パーセントという訳にはいかず

床を拭く日々は続いておりますが

この小さな,大きな一歩が嬉しいのでした。

 

 

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まだまだ好評掲載中です。幻冬舎plus「日登美のブラジル食便り」

今回はブラジルの梅、ハイビスカスのお話です。

ブラジルでは梅干しかわりにハイビスカスの塩漬けの漬け物を

食べるんですよ〜

よかったらこちらも是非ご覧くださいね!

 

 

 

 

 

日々是お料理

あっという間に3月も終わりますね,早い!

日本ではもう桜が満開とか。いいですねぇ。

 

毎月のリズム、季節のリズム、そして週のリズム。

暮らしの中には色んなリズムがありますね。

食卓や台所でも季節の仕事がそんなリズムを

奏でてくれます。

そして毎週の台所仕事も、次第に季節と共に移ろっていくのは

忙しくも楽しいものです。

 

最近の週末はなんだかんだ作り置きをまとめてやって

しまうというお仕事が続いております。

最近は切らしていた中濃ソース作りに始まり、

このソースでお好み焼きを作ろうって思っております。

もちろん、手作りマヨネーズも日曜日の仕事。

オーガニックマーケットで生でも食べられる新鮮な

卵が売っているので日曜日はマヨネーズの日なのです。

こっちではオーガニックの豆乳は近所で買えないので

すっかり豆腐マヨ、豆乳マヨはご無沙汰しています。

 

はたまた、ブラジルでもマグロが売っていることを

発見し、といっても丸ごと一匹なので週末にそれを買ってきて

主人がさばき、刺身や切り身に分けて食べる、というのも

流行っておりまして。これも日曜日の仕事です。

日曜日のスーパーには新鮮な魚が並ぶけどそれ以外は

基本的にこの辺ではあまり魚を買うことはできません。

といことで日曜日の仕事に追加。

で、このマグロって奴は焼き魚だとぱさぱさしてて

あまり美味しく食べられない。そこで発見したのが

自家製ツナ。たっぷりのオリーブオイルに

庭でとれたハーブをたっぷり加えて,後は塩と胡椒だけ。

材料もそんなにいらないし、作ってみると結構簡単な上

めっちゃ美味しい。

保存も利くし我が家の新たな定番に決定!ということになりました〜

そしてドイツ人の主人に欠かせないおいしいパンも

たっぷり作り置きします。

ブラジルではおいしいパンが買えない!本当にびっくり

するほどケミカルな物がたっぷりのパンしか売っていません。

なので酵母と塩と粉だけで自分で作るのが一番。

といっても毎日作る訳にはいかないし、でも低温発酵を

利用して冷蔵庫でほったらかし発酵させ作れば簡単!

毎回1キロ以上の粉を使ってたっぷり焼きます。

出来上がりはまるでルヴァンのパンのような(言い過ぎ?=)

どっしりとしたカンパーニュ風のパンに。

これにはパンにうるさい主人も大満足。

これを薄くスライスして冷凍庫で保存して食べたい時には

オーブンでトーストします。これもとっても便利な逸品。

是非週の何処かでやっておきたい仕事の一つ。

そして忘れちゃならないおやつ。

焼き菓子が食べられない長女が唯一食べられるこのクッキー。

めっちゃ普通のバタークッキーですが

材料は,バター、キビ砂糖、小麦粉、塩、のみ。

このシンプルで本物の味はブラジルのお友達に配っても

必ずリピート願いされるほど。

簡単なのに止まらない美味しさ。これも週末にどかっと

1キロほど作っちゃいます。

あまりに人気すぎるのでお友達が来た時にも一緒に

作ったりするのですが、これがまた男の子と作ると

こんなことになる。。。

オーブンの鉄板に乗る前に腕に乗っちゃったりして。

まぁそれでもなんでもおしいくできりゃいいか。

ともあれ、型抜きクッキーは子供の遊びにも

もってこいのようです。

 

そして週がはじまれば、学校でのおやつ当番もあったりして。

朝から土鍋2台を出動させ、米12合を炊いて

おむすび30個をむすぶ、むすぶ。

貴重な能登製塩さんのわかめふりかけをたっぷり混ぜた

おむすびはブラジルッ子にも大人気だそうで。

こうしてブラジルにいても子供たちのおやつに

おむすびを作ってあげることが

出来るのってなんかすごく嬉しいです。

 

そんなこんなで、一週間、日曜日のお仕事に

日々のお料理を繰り返しながら

この国でもいつしか季節が巡っていくのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今週もアップされました幻冬舎plus連載

「日登美のブラジル食頼り」

おかげさまでご好評頂いているそうで

ありがとうございます!

さて、今回は金柑の酵素ジュースです。

暖かくなってきた日本、そろそろジュースの準備に

いかがでしょうか?

 

『ブラジルの我が家 Família no Brasil!』

好評発売中です!

 

雨の思いで

最近は雨続きだったブラジル。まるで梅雨の日本のよう。

しとしとと雲をたれ込めている空だったり

ざけんなよ、っと言わんばかりの大雨でそこいら中に

川を生み出すほどの大雨だったり。

ともかく、雨、雨、雨。

重い低気圧の雰囲気に包まれて眠気に襲われる日々の

なかでもほっと布団にはいる瞬間に聞こえる

撫でるような雨音には幾分癒される。

癒されて緩んだ心の隙間でふとよみがえる

とある雨の日の出来事。

 

もう去年のことだけど、それは真夏の出来事で

やっぱり雨の降る午後だった。

そんな天気だったけど,その日は郵便局に届いた荷物をとりに出かけた。

私のうんと若くまだ髪の毛がショートカットだった時を知っている

カメラマンの友人が雑誌のブラジル特集でエッセイを

書いていると聞き読みたい!と言ったらなんと送って下さったのだった。

人生にはこういう心がすかっとするほど嬉しい

親切をしてくれる人と言うのが時々いるのだ。

 

ともあれ、

私は彼の文章がとても好きだったから彼の視線で描かれるブラジルとは

どんな風景なのだろう。とわくわくしていた。

そして世界中が注目していたワールドカップ開催地ブラジルには

私の知ってる近所のこの町以外にもどれほどの顔と風景があるのだろう。

そんな期待を一心に込めた一冊が海を越えてやってきた。

その日が雨だった。

郵便局の中には長蛇の列。生温い風を

かき回す扇風機がなんとも空しく懸命に首を振っている。

簡単に言えばなんかいや〜な雰囲気だ。めんどくせぇ…的な

雰囲気だ。

だけど子供を連れていくとそんな面倒をすっとばして長蛇の列を

割り込みできちゃうのがブラジル。どうぞどうぞと言って優先してくれるのが

ブラジルのいいところだ。おんな、こどもにやさしいのだ。

もちろん日本の電車の優先席みたいに、「年寄りと、妊婦と〜は優先

しますよ」って書いてあるんだけど、日本では優先席でも

赤ちゃんがいたって眠ったふりする人もいるし

ほとんど「あなたあそこ座ったら?」なんて声もかけて

くれない名ばかりの優先が結構当たり前だけど

ブラジルは名ばかりの優先ではない。誰もが子連れをみると

自分から声をかけて「さ、どうぞ、あなた子連れじゃないですか」的な

ことを言ってくれる。こっちが気がつかなくても誰かが自分の順番が

遅くなっても親切に順番を譲ってくれる。

あぁ素晴らしきブラジルの道徳心。

嬉しい親切は日本を渡ってやってきただけでなく

この一見憂鬱に見える雨のブラジルの郵便局でも

バトンがつながれていた。

 

そんな人の優しさに心みたされたとある夏の午後。

そのあと雨がやんだので銀行にいったら、出る時には

また雨が降っていた。

しまった。

車を泊めた場所まではちょっと距離がある。

でもまたいつやむかわからないからぬれるのを覚悟で

赤ちゃんを抱いて急ぎ足で歩いた。

すると。

「ちょっと、おねえさん」と呼び止めるおばちゃんが。

「あんた、この傘つかってちょうだい。赤ちゃんがいるじゃない。」

といって私の手に傘を押し付けて笑いながら雨の中を去って

言った。

私はかろうじて「ありがとう」といえたのだけど

あまりに突然で、あまりに自然な善意に呆然としてしまって

しばらくおばさんの後ろ姿を見ていた。

あのおばさんはあれからどれくらい雨の中を歩いたのだろう。

見ず知らずの私に傘を渡して笑顔で去ったブラジル人のおばさん。

傘は随分使い込まれ、ブルーに水玉模様の傘の串のいくつかは

壊れていた、日本にいたら捨てられそうな傘だけど

こんなに優しい傘に出会ったのは初めてだった。

 

雨模様のブラジル。

この一続きの優しさの輪を感じた一日を

雨を見る度ふとに思い出す。

きっと世界のどこにいてもこの心の景色は

雨と一緒にまたいつか思い出されるんだろう。

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おかげさまでご好評頂いております幻冬舎plusの連載

「日登美のブラジル食便り」

第6回アップされました〜

今回はバナナの揚げ物です。

どうぞご覧ください!